キャリアガイダンスVol.459
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過去10年間で志願者数が約3倍に急増し、その後維持している。全学部で目指すのは幅広いジャンルの知見をもつゼネラリストと、特定の専門分野のスペシャリストを合わせもつ挑戦意欲の高い人材=T型チャレンジャーの育成だ。新学科について、理工学部長の橋口卓平教授はこう語る。 「複雑化した課題を解決するためには、多様な専門性をもつ人々が集まって複数の知識や技術を繋げ、チームとして協働することが必要です。幅広い技術を理解し、集まった技術を使って解決のための仕組みを生み出す、人や技術を束ねられるプロデューサーのような存在が重要で    す。我々はそれをコミュニケーションエンジニアと呼び、スマートコミュニケーション工学科で育成しようとしています」長の一つが、1年次からPBLを必修としていることだ(理工学部の他学科は選択制)。知識のインプットと同時にアウトプットを入学後の早い段階から経験することで、理解の深度が増す。人や技術を繋げるだけでなく、これからの技術者には文系や芸術系の視点が不可欠と語るのは学科主任の鴈野重之教授だ。 「例えば、天気予報は人工衛星やデータを解析するスーパーコンピュータなど非常に高度な技術が多数掛け合わされています。しかし、その結果として『降水確率50%』と言われてもそれが人々の知りたいことではありません。天気予報を見る人は、『傘は必要なのか』『洗濯物を干してよいのか』『何を着ればよいのか』ということが知りたいのです。技術の結果を使う人々にわかりやすく伝える表現方法を生み出していくのもコミュニケーションエンジニアの役割なのです」使う人のニーズを掘り起こして、複数の先端技術と結びつけられるようになるために、理工系科目以外にマーケティングやビジネスなどの社会科学科目やデザイン科目も用意されている。 「さまざまなことに興味をもち、広い視野をもった多様な生徒が集ってくれることが理想です。1期生には商業科から進学した学生もいます。高校では文系クラスだけれど、本当は理系科目が好きだったという生徒も楽しく学べる学科だと思います」(橋口教授)で2026年度から理工学部を改組し、時代が求める解決策を生み出す人材育成に特化した「スマートコミュニケーション工学科」を開設したのが九州産業大学だ。同学は文系・理工系・芸術系の10学部部横断型授業や学部協力型授業を実施。また、地域・産業界と連携した実践的なPBL型の学びに力を入れ、高い就職率からスマートコミュニケーション工学科の特技術の進歩や社会情勢の変化のスピードが速く、社会課題が複雑化・多様化している現代。技術者においては、従来、専門分野の研究や技術を磨くことを求められてきたが、単体の技術だけで現代の課題は解決できなくなっている。そこ変化の激しい複雑な社会で技術者に求められる力とは2026 JUL. Vol.45934文理芸融合のさまざまな分野をつなげて新しいアイデアを生み出し、AIやデータを使って科学技術を“伝わる形”に変え、チームをまとめて社会に役立つプロジェクトを進める人材【デザイン思考】ユーザーの潜在ニーズを予測しながら仮説を立ててアイデアを創造していくデザイン思考の基本概念を学びスキルを身につける。【PBL】1年次から必修とされ、1年次は教室内の身近な課題から、2年次はキャンパス内の課題、3年次は地域や企業を交えた課題とスケールアップしながら社会の模擬演習としての課題解決型学習に取り組む。取材・文/長島佳子22学科を有する環境で文理芸融合の学

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