キャリアガイダンスVol.459
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コロナ禍が「学校教育とは何か」について改めて考えるきっかけとなり、これからの時代に活躍する人材の育成を目指して教育活動全体の見直しを図りました。現在、生徒の主体性や内省力の育成に力を入れています。そのなかで進路指導についても、なぜ大学進学するのかという目的を大切にし、探究的な学びのなかでキャリアを考えることに重きを置いています。大学の難易度にかかわらず、生徒一人ひとりのウェルビーイングにつながる進路実現に向けて、保護者の方とも連携して支援していく方針です。(進路指導部長・谷川義宜先生)本校には各学年約600人の生徒がいますが、人間関係はクラス周辺からあまり広がらない傾向があります。そこで昨年度の3学年から、コースを横断した4〜5人のグループをつくり、志望理由の共有や面接練習などを行ってお互いに学び合うという取組を始めました。甲子園を目指す生徒と東大を目指す生徒など、普段は接点のない生徒同士で活発にディスカッションすることができ、視野を広げる貴重な時間になっています。(谷川先生)大多数の生徒が大学進学を目指す常総     「各家庭で『どんな大学生になりたいか/学院高校。普通科のなかに3つのコースがあり、各コースの学年団が生徒の目標等に応じた進路指導を行っている。今回は、今年度の中高一貫コース2学年団(3クラス)が実施してきた、オープンキャンパスを効果的に活用した進路指導の取組について、同学年主任・塚田恵美先生に聞いた。内部進学者を対象とする中高一貫コースでは、6年間を3つのタームに分けており、第2ターム(中3・高1)は将来に向けた意識づけをテーマとし、キャリアガイダンスや適性検査、入試制度ワークショップなど、さまざまな指導を行っている。なかでも大学等のオープンキャンパスは「インターネットではわからないことが体感できる」として重要視。中3では、夏休みに〝憧れ〟の大学のオープンキャンパスに保護者と参加することを促した(図1)。なってほしいか』『大学の先にどんな将来があるか』などについて会話するきっかけになればと考え、保護者会でもご協力を呼びかけました」(塚田先生、以下同)高1は、次年度の文理選択に向けて進路の方向性を定めていく時期だ。1学期には、生徒一人ひとりが現状を振り返り、将来の目標やその実現に向けてやることの決意などをまとめた発表資料を作成した(図2)。学校側が指定するフォーマットに沿って、オープンキャンパス参加予定も記載。その資料を用い、各生徒は夏休み初めの三者面談でプレゼンテーションを行った。「直近の予定であるオープンキャンパスの話題を糸口に、進路に対する生徒の考えを引き出し、三者で共有しました」高1段階では、目標校をその時点の学力に合わせるのではなく、〝行きたい〟という気持ちを重視している。オープンキャンパスについても、〝行きたい〟大学に、友達と一緒に参加することを奨励した。「この時期のオープンキャンパス参加の一番のねらいは、目標への意欲を喚起すること。友達と楽しく訪問し、共に高みを目指そうという意欲につなげてほしいと考えました。また、友達の行きたい大学も含めた複数校への参加につながり、思いがけない発見や視野の広がりが期待されます」早期から大学に足を運び家庭で将来について話す契機にオープンキャンパス参加を三者面談で宣言学校全体の進路指導の特徴は?大規模校の良さを活かした進路学習は?今すぐ参考にしたい、進路指導のリアルな事例を取材。今すぐ参考にしたい、進路指導のリアルな事例を取材。毎号一つの取組に注目してご紹介します。毎号一つの取組に注目してご紹介します。2026 JUL. Vol.45936夏休み明けのオープンキャンパス報告会の様子。取材・文/藤崎雅子

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