担当の学年団では、中学入学時から学びの言語化や発表の機会を多く設定し、「どんな意見も尊重しよう」「グッドリスナーであることでグッドスピーカーになれる」などと伝え、相手の話を聴く姿勢を大切にしてきました。回数を重ねるなかで、人前で発表することに自信を高める生徒もいます。そうした土台があったので、オープンキャンパス発表会でも大きな拍手が起こるなどの盛り上がりにつながったと考えています。(塚田先生)学後にどんな大学生活を送れるか想像しながら見学したという話が参考になった」などの刺激を受け、参加校以外の大学にも興味が広がっている様子がうかがえる。高2となった今年度の夏休みは、受験可能性の高い大学のオープンキャンパスに2回以上の参加を勧め、休み明けにはまた報告会を実施する予定だ。「今年度は授業体験や在学生との懇談などに参加し、大学生活に対してより具体的なイメージをもつことが目標。報告会でも体験を中心に発表してもらう予定です」こうした良い実践をほかの学年団が参考にし、新しい取組につなげる動きがある。現在、中高で連携し、上級生が下級生にオープンキャンパスに同行しながら、生徒間で大学の見方や進路意識を引き継ぐ仕組みづくりも検討しているという。オープンキャンパスの経験を他者と共有するため、夏休み明けにオープンキャンパス報告会を開催。「いつ・どこに・誰と行ったか」「その大学の特徴」「学んだこと・考えたこと」「実際に行ってみてわかったこと」を簡潔にまとめたレポートを持ち寄り、5〜6人のグループを組んで1人あたり数分ずつ発表および質疑応答を行った(図3)。「グループ分けはあえて無作為に行い、希望分野や進路決定状況が異なる生徒が混在する状況を設定。多様な視点や考え方に触れられるようにしました」報告会の振り返りコメントを見ると、ほかの生徒の発表を聞いて「それぞれ目的をもってオープンキャンパスに行っていた」「入夏休み明けの報告会で見たこと・感じたことを共有発表やディスカッションが活発になる理由は?図2 三者面談の発表資料の作成例図3 オープンキャンパスレポートの作成例37図1 オープンキャンパスチェックシートフォーマットに沿って生徒が作成したプレゼン資料の一部。1学期の活動と学習の振り返り、意識している将来、現時点での文理希望、志望校などに加え、オープンキャンパス参加を記載。フォーマット(全17ページ)はダウンロード可能。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.459)フォーマットに沿って、①参加概要 ②大学の特徴 ③学んだ・考えたことを記入。実際に行ってみてわかったことを文章にまとめる。報告会後、グループの発表から学んだことを言語化し、内面化を図る。進路指導部と中高一貫コース2学年団の先生方。AIを活用し校務負担が軽減されたことから、今年度は進路指導部の人数を減らし10人体制で運営している。フォーマットはダウンロード可能。1983年設立/普通科(特進選抜コース・進学選抜コース・中高一貫コース)/生徒数1,702人(男子892人・女子810人)/進路状況(2026年3月卒業生)大学405人・専門学校等22人・就職2人・その他50人2026 JUL. Vol.459事前に調べておくこと、当日チェックするポイント、質問したこと、感想などを記入する。中3用に作成したものだが、高校生でも活用できる内容。
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