キャリアガイダンスVol.459
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の話などをしてもらっています」1年次の学びを踏まえて、2年次はアントレプレナーシップをテーマに実践力を身につける。酒井先生自身も参加経験のある、タクトピア(株)が提供する起業家教育プログラムの考え方も取り入れながら、岩倉高校の生徒に合わせて再構成したカリキュラムを展開しており、9つのP※に基づき実際にビジネス案を考案する。プロダクト(サービスや商品の原型)の考案までは個人で行い、その後はランダムに組まれた3〜4人のグループで活動。最後はピッチ(短時間で行うプレゼンテーション)で発表する。さらに3年次には、金融経済教育推進機構が提供する「株式等学習シミュレーション」を使った株取引などを通して、ビジネスの実装に不可欠な金融についての知識を習得する。「行動して経験することでしか、人は成長しない。行動して初めて、見えてくるものがある。PDCAではなく、まずはD(Do)から。そして、経験と知識のインプットを交互に繰り返すことで、経験の質は高められる。私は常々そう考えており、生徒にも伝えています。1年次前期のグループ学習を通して、まずは仲間と何かを作り上げる経験をする。そして後期には、仕事や将来のキャリアについて知識を習得する。これにより、2年次の経験的な学びがより充実したものになります。さらに、3年次にお金についての知識を身につけることで、次のステージにつなげてほしいと考えています。実際、2年生で取り組んだテーマをさらに深め、ビジネスコンテストに挑戦したり、総合型選抜で大学受験に挑戦したりする生徒も増えています。そうした生徒の壁打ち相手には、外部の起業家などにも入ってもらっています」一方、千羽鶴活動は、「部活動をやめた    動となっているが、「誰でも気軽に参加でき生徒たちにセカンドチャンスの場を与えたい」と考えた酒井先生が、クラス内の「係」として5年ほど前に始めたプロジェクト活動が原点。現在は全校生徒が誰でも参加でき、部活動や委員会活動と並ぶ課外活るようハードルは低く設定している」と言い、入部・退部などはない。「折り紙のようにいろいろな色や形に変化していってほしいという願い、1000のバズるプロジェクトを立ち上げたいという想いを込めて、〝千羽鶴〟と名づけた」と酒井先生。その願い通り、5年間でのべ55プロジェクト、500名以上の生徒が参加する活動へと進化している。外部と連携した取組であることが、千羽鶴活動の唯一の条件だ。台東区をはじめとした行政、NPO法人、小規模事業者など、地域に根ざした提携先が中心となっている。今年度は8つのプロジェクト(資料参照)が動いているが、プロジェクトごとに生徒・教員の関わり方にあえてグラデーションをつけていると言う。「教員が企画から運営まで大部分を担う受動型から、企画までは教員が行い運営は生徒に委ねる誘導型、素材は教員が提供し企画・運営は生徒に任せる提案型、生徒の発案によりすべて生徒主体で行う開拓型まで、生徒が最初の一歩を踏み出しやすいよう、また、やりたいことがある生徒はとことん追求できるよう、多様な形態をとっています。週1時間の探究の授業でできることは限られており、千羽鶴活動にはそれを補完する意味合いもあります。経験を通して何を得るかは一人ひとり異なるものですが、生徒を見ていると、それぞれに必要な生きる力を得て成長していると感じます」「探究とは、本来、生徒が熱く語れるもののこと。全員が授業のなかでやる必要はなく、部活や委員会活動も探究になり得る」と酒井先生。一方、より探究的な学びにフォーカスしたいという思いをもち続け、実践・発信を続けてきた。そして、岩倉高校は、来年度、創立130周年を迎えるのを機に、普通科を再編。プロジェクト型・探究型の学びを軸にした「キャリアデザインコース」を開設する。「現状では、外部と連携したキャリア教育やプロジェクト学習の本質的な価値を生徒に伝えきれていない、生徒のポテンシャルを十分に引き出せていない、といった課題も感じています。新コース開設は大きなチャンス。企業・団体や行政との関係性をさらに深め、企業からミッションをもらってプロジェクトを進めるなどより実践的な学びを実現し、課題の解決にも努めたいと考えています」外部と連携した課外活動にのべ500名以上が参加新コースの開設で、探究型の学びを推進40※ 千羽鶴活動の様子はInstagram (@iwakura_snbz)でも発信中。※9つのP=Passion、Problem、Persona、Pain、Product、Process、Prototype、Price、Pitch。(左上)キリンビバレッジの社員による授業の様子。企業の取組や自身のキャリアなどを話してもらう。(左下)リコージャパンによるオンラインオフィス見学ツアーの様子。同社の社員は対面でも講義を行い、長期休みには有志の生徒が実際のオフィスにも訪問した。(右上)千羽鶴活動の一環として、浅草橋・銀杏岡八幡神社の「いちょう朝市」に定期的に出展。企業とのコラボ商品などを販売している。(右下)千羽鶴活動の周知のため、有志の生徒が校内で開催している「千羽鶴カフェ」。2026 JUL. Vol.459● 岩倉で農業!? スクールファームプロジェクト!● カンボジアとのオンライン交流会● 学校横断型アントレ部 (ミラッソ(株)主催)● 障がい者の方々が作る お麩ラスクの新フレーバー開発● マラウイ産コーヒーのデザイン&販売● カンボジア産 ドライフルーツのデザイン&販売● 教員を目指す人集まれ! Let’s learn education!● LGBTQへの理解を深める レインボープロジェクト「千羽鶴活動」の2026年度のプログラム

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