otを導入。同社および連携先のilCop365i1 966年に現NTTに入社した私は、データ通信や大規模ソフトウェアシステムの構築などに関わる一方、国内外の最前線でインターネットやスマホの登場といった時代の節目を目にしてきました。ただ、革新的な技術だとしても当初は「使いものにならない」といった声も挙がり、普及に時間を要したものも少なくありません。対して生成AIは、比較にならない速さで一般に浸透しました。もはやAIを扱えない学生を世に送り出すことは教育機関として許されません。そこで専門学校HAL(東京・大阪・名古屋)では、日本マイクロソフトの協力の下、2026年4月から全学生約8000名を対象にMcrosoftアバナード社から、生成AI活用に関する技術的知見や実践ノウハウの提供を受けることで、学生は常に世界基準かつ最先端の技術に触れることになります。目的は、単にAIを使える人材を増やすことではありません。企業などの現場にAIを根づかせ、ビジネスに新たな価値をもたらす中核人材を育てること。新人であっても最初の一人として動ける〝導入のキーパーソン〟を社会に送り出すことです。生成AIを正しく使うには、人間性や倫理観、協働する力や問いを立てる創造力も欠かせません。まさにHALが重視してきた人間性教育と創造力開発が力を発揮するところです。多くの業務がAIで代替できるからこそ、誰に対して何をどうするのかを判断する力が不可欠であり、その訓練の場として学校はあります。人と対話し、困難にぶつかりながらも課題に立ち向かい、喜びを分かち合う。こうした経験を通じて粘り強さは培われます。そのため、HAL東京では第一線のプロによる直接指導を重視。授業時数の数倍に相当する膨大な宿題を課すほか、産学直結のケーススタディやグループでの作品制作にも取り組みます。こうした教育は、私が民間時代に始めた分析・設計・実装・テストまで一貫して行う実践的な研修や、そのメソッドを大学に応用した学生主体の授業がベースにあります。地域の課題をリサーチし、解決のためのシステムを構築する。実際、病院の待ち時間短縮や、道の駅での機会損失を減らすシステムを作るなどして地域の人に喜ばれ、学生は自信を深めていきました。そうしたPBL型の授業やチーム演習は、本校でも盛んに行われています。HAL東京には、ゲーム、CG、アニメ、ミュージック、カーデザイン、ITなど多くの分野があるほか、地上50階の総合校舎にはファッション界をリードする東京モード学園なども入り、〝学学連携〟が盛んです。クリエイターやエンジニアとしての専門性と、それぞれの境界領域が結合することでイノベーションは生まれるでしょう。本校には、「何が何でもこれをやりたい」と話す学生が大勢います。こうした意志の強さは、AI隆盛の時代だからこそ重要になるはず。技術と人間性を伴ったスペシャリストをこれからも全力で育てていきます。校長プロフィール つるほ・せいしろ●1942年生まれ。工学博士。日本電信電話公社(現NTT)入社後、大規模ソフトウェア研究・開発に従事。NTTデータ常務取締役、NTTソフトウェア代表取締役社長などを歴任。高知工科大学工学部教授などを経て、2009年より現職。情報処理学会フェロー。専門学校プロフィール2009年HAL東京開校。昼間部4年制として、ゲーム4年制学科(ゲームデザインコース、ゲーム企画コース、ゲーム制作コース)、CG・デザイン・アニメ4年制学科(CG映像コース、グラフィックデザイン・イラストコース、アニメーションコース)、ミュージック学科、カーデザイン学科、高度情報学科(高度ITコース、WEB開発コース、AIシステム開発コース)。このほか昼間部2年制、1年制、夜間部に各学科。HAL大阪(1984年開校)、HAL名古屋(1986年開校)ともにターミナル駅前に立地。2026 JUL. Vol.45943※Microsoft、Microsoft 365は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。※Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。まとめ/堀水潤一
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