カレッジマネジメント177号
15/66

独自奨学金の「受給基準」は、「学力重視」(25.2%)、「やや学力重視」(21.3%)を合わせた半数近く(46.5%)が学力を重視している(図表16)。これに対して、「経済状況重視」(11.1%)、「やや経済状況重視」(12.8%)、を合わせた約4分の1(23.9%)が経済状況を重視している。「同程度に重視」は29.5%と約3割を占めている。授業料減免の基準に比べると、経済状況より学力の重視が多くなっている。しかし経済状況については、「経済状況」「家計急変への対応」などが多く、学生の窮状を訴える意見は多くの大学で聞かれた。*********11602100■独自奨学金の受給基準■独自奨学金(今後)図表18 独自奨学金導入の目的重視」であり、「授業料減免」の基準では「経済状況重視」の国立大学でも独自奨学金は「学力重視」の割合も高くなっている。特に、公立大学ではまだ制度を導入していない大学が多いものの導入している大学では、学力重視と授業料減免と異なる基準を用いている大学が多い。私立大学では「授業料減免」と「独自奨学金」の双方に「学力重視」が多いのが目立つ。独自奨学金について、今後「増やす■独自奨学金の導入の目的図表17 独自奨学金の導入の目的(複数回答) 学は「現状通り」が多かったことからも、公立大学の消極性が目立つ。設置者別では、公立大学で「学力重視」が66.7%と3分の2を占めているのが目立つ。同じく国立大学では、「学力重視」が30.2%、「やや学力重視」が14.0%で合わせて4割以上(44.2%)となっている。私立大学でも「学力重視」が22.7%、「やや学力重視」が23.3%と合わせて約4割以上(46.0%)を占めている。これに対して「経済状況重視」は国立大学で11.6%、「やや経済状況重視」の16.3%と合わせて4分の1強(27.9%)、私立大学ではそれぞれ9.4%と13.3%で合わせて22.7%であるのに対して、公立大学ではそれぞれ5.6%ずつで合わせて11.2%と国公私立大学の半分以下と低い。このように、独自奨学金は、授業料減免より「学力方針」は6.0%、「やや増やす方針」は20.6%で合わせて約4分の1(26.6%)の大学が増やす方針となっている。これに対して、「減らす方針」は0.3%、「やや減らす方針」は3.0%で合わせても「減らす方針」は3.3%に過ぎない。ただし、最も高い割合を示しているのは、「従来通り」の70.1%である。設置者別に有意な差は見られない。独自奨学金の導入の目的(複数回0 12.8 (%) 15.3 国��大学����■■地元出身の学生を支援するため ■■成績上位者を支援するため ■■スポーツ・芸術分野等で優れた資質を持つ学生を支援するため ■■国公立大学志望学生を支援するため ■■その他 全体 国立 公立 私立 50 100 75.8 60.5 44.2 7.0 33.3 72.2 12.4 18.4 78.2 優れた資質教育理念に合�合�成績上位者リクルート カレッジマネジメント177 / Nov. - Dec. 2012■■地方出身の学生を支援するため ■■教育理念に合う学生を支援するため 150 2.5 44.3 33.3 9.3 53.5 4.7 16.7 27.8 11.1 45.6 38.4 地元出身者地方出身者国���101032.3 1.8 30.2 私�合計61714759464839402632200 250(%) 15経営戦略としての学 費

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る