カレッジマネジメント177号
37/66

有効回答数: 7,991人 回収率13.3%集計対象数: 6,949人 有効回答数: 12,146人 回収率16.4%集計対象数: 10,424人 リクルート「進学ブランド力調査」は、高校3年生が選ぶ知名度・志願度ランキングと、イメージランキングを発表している。前号(176号)における今年の分析の特徴は、5年前(2008年)と今年(2012年)の志願度ランキングを比較した点だ。すると、リーマンショック以前の5年前と今では、“志願したい大学”が変化していたことはお伝えしたとおりだ。 では、高校生が持つ大学イメージはどうだろう。ランキングと同様、5年前と今では変わっているのだろうか。 イメージ調査では、機能的価値を表すイメージ項目と、感性的価値を表すイメージ項目について、それぞれの大学にあてはまるイメージを高校生に回答してもらった。今号は、このイメージ調査を利用して、機能的価値を表すイメージ項目(下記参照)に対して、関東・東海・関西エリアの高校生が、対象エリアに所在する大学をどのようなイメージの軸で見ているのか、2008年と2012年で比較してみたい。機能的価値を表すイメージ項目調査概要●「進学ブランド力調査2012」調 査 対 象: 関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通っている高校3調 査 期 間: 2012年4月4日~4月28日調 査 方 法: 郵送調査対象校: 調査対象都道府県に所在する全大学、及びその他2エリアの国学びたい学部・学科がある※1教育方針・カリキュラムが魅力的である教育内容のレベルが高い自分の興味や可能性が広げられる資格取得に有利である社会で役立つ力が身につく国際的なセンスが身につく教養が身につく専門分野を深く学べる年生74,000人立大学全て、公立・私立大学の入学定員1,000名以上の大学・関東エリア(自エリア245校)・東海エリア(自エリア80校)・関西エリア(自エリア144校)※調査概要の詳細は2012年と2008年でそれぞれ、176号P36、170号P36を参照。教授・講師陣が魅力的である先輩・卒業生が魅力的である学生の学力が高い学生の面倒見が良い学習設備や環境が整っているキャンパスがきれいである寮や奨学金などが充実している学生生活が楽しめるクラブ・サークル活動が盛んである●「進学ブランド力調査2008」調 査 対 象: 関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通っている高校3年生60,000人調 査 期 間: 2008年5月12日~5月26日調 査 方 法: 郵送調査対象校: 調査対象都道府県に所在する全大学、及びその他2エリアの国立大学全て、公立・私立大学の入学定員500名以上の大学・関東エリア(自エリア235校)・東海エリア(自エリア101校)・関西エリア(自エリア139校)自宅から通える交通の便が良い勉強するのに良い環境である遊びに行くのに便利な立地である入試方法が自分に合っている偏差値が自分に合っている学費が高くない就職に有利である卒業後に社会で活躍できるリクルート カレッジマネジメント177 / Nov. - Dec. 2012将来の選択肢が増える伝統や実績がある活気がある感じがする有名である校風や雰囲気が良い学校が発展していく可能性がある周囲からの評判が良い規模が大きい※1は、2009年から調査項目に追加39リクルート「進学ブランド力調査2012」報告Part 2第2特集高校生が大学を見る“軸”が5年間で変化

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る