カレッジマネジメント177号
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第2特集リクルート「進学ブランド力調査2012」報告Part2 【国公立】 軸2資格取得に有利である 社会で役立つ力が身につく 広げられる 寮や奨学金などが充実している 学生の面倒見が良い -0.75 学習設備や環境が整っている 学校が発展していく可能性がある 学生生活が楽しめる 自宅から通える 国際的なセンスが身につく 活気がある感じがする キャンパスがきれいである 偏差値が自分に合っている クラブ・サークル活動が盛んである 卒業後に社会で活躍できる 就職に有利である 教養が身につく 教授・講師陣が魅力的である 0 教育方針・カリキュラムが魅力的である 勉強するのに良い環境である 将来の選択肢が増える 規模が大きい 伝統や実績がある 有名である 先輩・卒業生が魅力的である 校風や雰囲気が良い 入試方法が自分に合っている 交通の便が良い 遊びにいくのに便利な立地である 学費が高くない 学生の学力が高い 教育内容のレベルが高い 周囲の人からの評判が良い -0.5 1.5 1.25 1.0 0.75 0.5 0.25 -0.25 0.25 0.5 -0.25 -0.5 -0.75 -1.0 -1.25 -1.5 0.75 1.0 1.25 1.5 思われているグループといった具合である。なお、マップを見る際に注意が必要なのは、イメージの強弱自体はマップに反映されていないということである。例えば、マップの端の方にプロットされている大学は、横軸または縦軸の相反項目のスコアが高いことを意味している。左端に近ければ、右端のイメージ項目のスコアが相対的に低い大学だということだ。ただし、端にポジションしているからといって、特徴が際立っているとは限らない。1つのイメージだけをかろうじて持たれており、そのほかのイメージが全くない場合、どの大学にも似ていないため、結果として極端に偏るケースもあるのだ。反対に、マップの中心部にポジションしている大学群は、中心だからといって、特徴がないとは限らない。この場合、①全てのイメージ項目がどれも高いスコアだったため、偏りがなく、結果として中央にプロットされた、②全てのイメージ項目のスコアが低かった――のどちらかを確認する必要がある。では次項から、このポジショニングマップを使い、関東、東海、関西の3エリアの高校生が、各エリア内に所在する全ての大学に対して、どのようなイメージを持っているのか、5年前と今年の結果を比較してみる。関東エリアの5年前(2008年)のポジショニングマップから見てみよう(次頁)。まず軸を見ると、軸1の右端が【キャンパスライフ充実】(クラブ・サークル活動が盛んである)、左端が【職に直結】(専門分野を深く学べて、資格取得に有利)となっている。一方、軸2の上端は【入学しやすさ】(偏差値が自分に合っている)、下端は【難関】(学生の学力が高い、教育内容のレベルが高い)となっている。これは、2008年時点の関東の高校生が、①キャンパスライフを楽しめるか、職に直結しているか、②入試難易度――を基準に大学を見ていることを示している。資格取得に有利である専門分野を深く学べる卒業後に社会で活躍できる社会で役立つ力が身につく就職に有利である学費が高くない教養が身につく学生の学力が高い教育内容のレベルが高い寮や奨学金などが充実している自分の興味や可能性が広げられる教育方針・カリキュラムが魅力的である勉強するのに良い環境である教授・講師陣が魅力的である学生の面倒見が良い学習設備や環境が整っている周囲の人からの評判が良い将来の選択肢が増える学校が発展していく可能性がある伝統や実績がある規模が大きい有名である先輩・卒業生が魅力的である校風や雰囲気が良い学生生活が楽しめる自宅から通える国際的なセンスが身につく入試方法が自分に合っている交通の便が良い遊びにいくのに便利な立地である活気がある感じがするキャンパスがきれいである偏差値が自分に合っているクラブ・サークル活動が盛んであるリクルート カレッジマネジメント177 / Nov. - Dec. 2012軸21.041 0.997 0.772 0.691 0.555 0.521 0.362 0.340 0.252 0.117 0.081 0.079 0.005 -0.007 -0.013 -0.091 -0.101 -0.169 -0.188 -0.224 -0.227 -0.242 -0.311 -0.398 -0.439 -0.446 -0.541 -0.545 -0.556 -0.608 -0.613 -0.714 -0.752 -1.139 【職に直結】 【キャンパスライフ充実】 41関東エリア 2008年D C A B

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