カレッジマネジメント177号
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日本の大学は、未来をどう変えるのか。◆記事の多くを電子ブックでご覧いただけます。▶大好きな秋真っ只中ですが、短いのもまた秋の特徴。満喫すべく、明日から部署の女性メンバーで温泉旅行に出かけます。いわゆる女子会というやつです。さて今号は「奨学金調査の報告」と「ブランド力調査のポジショニングマップ」の特集2本立てです。奨学金調査には全大学から70%近い回答率を得られました。今回も多くの皆さまにご協力頂き、心からお礼申し上げます。小林雅之先生をはじめ科研の先生方に分析を頂き、学費をめぐる課題と戦略を示せたのではと思います。ポジショニングマップの方は、これまた目を皿にして格闘しました。ぜひご覧くださいませ。(能地)▶将来の夢実現に近づくために、奨学金を得ても進学する。貸与型なら卒業後に何年もかかって返済していくことになりますが、滞納者が激増しているとも聞きます。奨学金を使って大学に「支払った」授業料に払っただけの価値を見出せないと、払う気にならないという経済原則の問題もあります。自分の努力不足を棚に上げ、大学に価値を見い出せないのは、大学が一見「易しい」ものと考えられているからではないかという気がします。奨学金を提供して学生を集めることに成功した大学は、同時に、それを生かしてもらうための工夫もしていかなければならないと思います。(佐々木)▶今号の調査にご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。誌面ではご紹介できませんでしたが、今回の調査でも用紙に収まりきらないほどの回答を記入してくださった学校が多数あり、重ねて感謝申し上げるとともに、現状の厳しさを目の当たりにし、深く考えさせられる機会となりました。補助金の削減、財源の確保等、様々な要因により簡単に独自奨学金を新設することが難しいとは思いますが、金銭面の理由で進学を諦める学生が一人でも少なくなることを願います。(松本)▶先日、ある県の高校進路指導協議会でお話しする機会がありました。その後の懇談会で、この県では家庭の経済環境が非常に厳しく、塾に通う余裕がない生徒が多いため、学校内で授業前と授業後に補習を行い、先生方は盆暮れなく、非常に忙しい旨のお話を伺いました。大学進学率は全国平均で約51%に達していますが、最も高い京都府(59%)と、最も低い鹿児島県は(31%)では、28%も差があります。特集にも記したとおり、世帯所得は年々厳しくなっています。今後、大学の学費・奨学金戦略が、大学・学生双方に大きな影響を与える要因になると実感する場となりました。(小林)66リクルート カレッジマネジメント177 / Nov. - Dec. 2012編集のおと『リクルート進学総研 カレッジマネジメント』http://souken.shingakunet.com/college_m編集人/小林浩 発行人/田中浩嗣 発行所/株式会社リクルートホールディングス編集制作/佐々木泉美・能地泰代・松本恵本社/〒100-0005東京都千代田区丸の内3-8-1住友不動産丸の内ビル11Fリクルート進学ホットライン 0120-161-656(フリーダイヤル)受付時間/月〜金曜日(祝日・年末を除く)10:00〜17:00(13:00〜14:00除く)FAX03-4335-9074DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。(24時間 年中無休)

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