カレッジマネジメント190号
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22リクルート カレッジマネジメント190 / Jan. - Feb. 2015に対する解決策として、予防医療ニーズがさらに高まると考えられる。これらの社会課題に対して、新たな学部・学科の開発が考えられるのではないか。①女性の活用▶「女性」×「ビジネスキャリア」・2010年:京都光華女子大学キャリア形成学部、東洋英和女学院大学国際社会学部・2011年:京都女子大学法学部(女子大学としては国内初)・2013年:昭和女子大学グローバルビジネス学部・2014年:鈴峯女子短期大学キャリア創造学科・2015年:筑紫女学園大学現代社会学部(九州の女子大学で初)②高齢者の再雇用▶「高齢者」×「再キャリア教育」日本の大学は生涯教育の場としては未だ整備が進んでおらず、具体的な学部・学科開発には至っていない。③海外人材の活用▶「福祉学(介護)」「健康科学」「スポーツ学」「医療系」×「国内資格」×「日本語教育」例えば、高齢化に伴い拡大するであろう福祉・健康・医療領域でのインバウンド促進等が考えられるが、具体的な学部・学科開発と有効な社会接続に至る事例は、まだ生まれていない。④健康・予防医療▶「スポーツ」「健康科学」「医療系」・2010年:早稲田大学スポーツ科学部、立命館大学スポーツ健康科学部、関西大学人間健康学部・2011年:武庫川女子大学健康・スポーツ科学部、中京大学スポーツ科学部、東京国際大学人間社会学部人間スポーツ学科・2012年:東海学園大学スポーツ健康科学部、京都橘大学健康科学部、東京国際大学人間社会学部スポーツ科学科、大阪大谷大学人間社会学部スポーツ健康学科・2014年:作新学院大学経営学部スポーツマネジメント学科、上武大学ビジネス情報学部スポーツ健康マネジメント学科、聖カタリナ大学人間健康福祉学部健康スポーツ学科2.グローバル化の進展2020年の東京オリンピックに向けて、インバウンドによる国内のグローバル化が推進されることが予測される。国内の観光・サービス業のニーズ拡大、語学のニーズの増大、ICTのさらなる進化による国境を超えたコミュニケーションの活性化や、国際教養・日本文化等を学ぶニーズを産み出す可能性等が考えられる。文部科学省の第2期教育振興基本計画では「未来への飛躍を実現する人材の養成」として、英語をはじめとする外国語教育の強化、2030年を目途にした留学生の倍増(大学等の6万人を12万人に、高校の3万人を6万人に)等に取り組むとしている。また、国際的な人口増加予測に対応する食糧増産・水ビジネス、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、農業の第六次産業化、食の安全、バイオや再生技術の需要等、先端生命科学や農学を中心とした日本の大学教育へのニーズが高まることが予測される。①国際人材育成・外国語の必要性▶「国際」「語学」・2011年:関西外国語大学英語キャリア学部、同志社大学グローバル・コミュニケーション学部・2013年:同志社大学グローバル地域文化学部・2014年:京都産業大学外国語学部、関西外国語大学英語国際学部、上智大学総合グローバル学部・2015年:龍谷大学国際学部グローバルスタディーズ学科・国際文化学科、順天堂大学国際教養学部・2016年:名城大学外国語学部、近畿大学国際系学部労働力の減少社会福祉コスト増大グローバル化の進展少子高齢化図表9 「社会課題解決型」の学部・学科の開発の方向性先端科学技術先端科学分野環境問題の解決①②国際人材育成、外国語食の安全、食資源確保①②海外人材の活用高齢者の再雇用女性の活用①②③健康・予防医療④

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