カレッジマネジメント192号
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38リクルート カレッジマネジメント192 / May - Jun. 2015私が立命館大学に入学したのは1968年。以来、学生として、院生として、教員として、およそ半世紀もの間、本学で過ごしてまいりました。立命館での生活が私の人生そのものであり、立命館に育ててもらった。一人ひとりの学生が、「ああ、立命館に入学して良かった」と思えるような大学にすること。それが今年から立命館総長、立命館大学長を務めることとなった、私の最大の責務と考えています。その重責に身の引き締まる思いです。立命館大学の今後進むべき方向は、学園の中長期ビジョン「R2020」に示しています。これを着実に実行し、内容を充実させていくことが、私の使命です。なかでも重要な取り組みは、今春の「大阪いばらきキャンパスの開設」と「グローバル化のさらなる推進」です。大阪いばらきキャンパスを4月に開設グローバル化に関しては、立命館大学と立命館アジア太平洋大学が、平成26年度「スーパーグローバル大学創成支援」事業に採択されました。これは立命館がこれまでに取り組んできた国際化への評価――即ち、1988年に西日本で最初の国際関係学部を設置し、2000年には学生も教員も半数が外国籍というダイバーシティを体現する初の本格的国際大学、立命館アジア太平洋大学を開学し着実に展開していること等が評価されたことであり、一層のグローバル化が期待されている証と受け止めています。今後、立命館大学は、「グローバル・アジア・コミュニティに貢献する多文化協働人材の育成」を具体化していきます。また昨年、世界有数の研究大学として知られるオーストラリア国立大学と「共同学士課程」設置検討の覚書を交わしました。今年度中には内容を決定すべく、現在協議を進めています。大阪いばらきキャンパスは本年4月、本学4つ目のキャンパスとして開設しました。「アジアのゲートウェイ」「都市共創」「地域・社会連携」の3つの教学コンセプよしだ・みきお氏1949年生まれ1972年立命館大学一部法学部法学科卒業1974年立命館大学大学院法学研究科民事法専攻博士課程前期課程修了1977年立命館大学大学院法学研究科民事法専攻博士課程後期課程単位取得退学立命館大学法学部非常勤講師1981年立命館大学産業社会学部助教授1990年立命館大学法学部教授2004年立命館大学大学院法務研究科教授(現在に至る)2008年博士(法学、立命館大学)2015年1月1日より現職日本労働法学会、日本社会保障法学会、民主主義科学者協会法律部会、アジア法学会等に所属。法学博士。「自由と清新」の精神で改革を進めていきたい立命館総長立命館大学長吉田 美喜夫
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