カレッジマネジメント192号
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高校の進路指導の「現状」と「変化の兆し」高校の進路指導・キャリア教育に関する調査 2014調査報告山下真司リクルート『キャリアガイダンス』編集長学校全体で取り組んでいる 学校全体での取り組みではなく、 教科で取り組んでいる 学科や教科など組織的な取り組みではなく、 教員個人で取り組んでいる 取り組んでいない 取り組み状況を把握できていない 無回答 8.7 (%) 12.0 26.4 33.5 17.7 1.7 アクティブラーニングなど授業改善の取り組み(全体/単一回答) 47.1 (%) (n=1140) 【調査概要】「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査 2014」●調査目的全国の全日制高等学校で行われている進路指導の実態を明らかにし、授業改善実施状況及び今後の実施意向を把握すること。●調査方法質問紙による郵送法●調査対象・対象校数 全国の全日制高等学校4836校の進路指導主事●調査期間2014年10月6日(月)~2014年10月31日(金)(11月5日到着分までを集計対象とした)●有効回答数1140校(回収率23.6%)*設置者別:国公立836校、私立295校、無回答9校全国各地の高校を取材する中、ここ数年、進路指導やキャリア教育の動きが活発化していることを感じる。下記は、高校におけるアクティブラーニング型授業等の授業改善の取り組み状況の結果である。約半数の学校が、既に生徒の主体的な学びへの転換に取り組んでいることがわかる。リクルート進学総研が隔年で実施している「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査 2014」から、高校における進路指導やキャリア教育の取り組み状況、グローバル化やICT教育の対応など、「現状」と「変化の兆し」を報告する。動き出している高校での取り組みの理解から、大学や専門学校における教育の接続の参考に、ぜひして頂きたい。リクルート カレッジマネジメント192 / May - Jun. 201543
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