カレッジマネジメント192号
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C O N T E N T S6巻頭特集国立教育政策研究所「大学の組織運営改革と教職員の在り方に関する研究」中間報告大学組織改革のダイナミズムに何を見出すのか 川島啓二 九州大学 基幹教育院 教授 (前 国立教育政策研究所 高等教育研究部長) 教育組織と教員組織の分離の類型渡邊あや 津田塾大学 学芸学部 准教授 (前 国立教育政策研究所 総括研究官) 14CASE 1金沢大学組織改革のパイオニアが踏み出す次の一歩とは18CASE 2 札幌大学組織の一元化による教育の可塑的な提供の実現22CASE 3高知大学「教教分離」が生んだ教育・研究の新たな芽26寄  稿組織・制度改革からマネジメント改革へ ──改革推進にふさわしい運営システムを如何に作るか 篠田道夫 桜美林大学教授 日本福祉大学学園参与社会環境が大きく変化する中で、大学改革のスピードをよりアップさせるための要請であると考えられる。大学のガバナンス改革の目的が、大学改革を推進するためのものであるとすれば、法律改訂やそれに伴う学内規則の整備は重要だが、これで目的が達せられるわけではない。そもそも、法律を変えなくても、既にスピード感を持って改革を推進している大学も少なくない。大学の改革事例は、毎号小誌でもご紹介している。では、改革を進めることができる大学は、何が違うのか。それは、決して定型的なものではなく、その大学ならではの組織文化、歴史的背景等によって、改革のストーリーは大きく異なっているようである。そこで、今回は国立教育政策研究所の「大学の組織運営改革と教職員の在り方に関する研究」を基に、変革のドライブとなる組織運営改革とはいかなるものかの報告を頂くとともに、近年増加している「教教分離」についての可能性と事例をご紹介した。また、篠田先生には、改革推進にふさわしい運営システムをどのように作っていくのかについて、まとめて頂いた。大学という組織において改革を進めるのがいかに難しいか、という話を聞く機会には暇がない。だからこそ、今回の特集が大学の変革を進めるための一助になるのであれば幸甚である。    (小林 浩 本誌編集長)リクルート カレッジマネジメント192 / May - Jun. 2015

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