カレマネ
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H 26年度 学習・指導方法の充実 「真の学ぶ力」を育成する 高校教育の改革 高校までに培った力を さらに向上・発展させ、 社会に送り出すための 大学教育の改革 知識量だけではなく、 「真の学ぶ力」を 多面的に評価する 大学入学者選抜 大学入学者選抜実施要綱見直し アドミッション・ポリシー明確化 財政措置 教員の資質能力向上 検討 制度改正 制度改正に基づく教員の養成・採用・研修の充実 学習指導要綱の見直し 大学入学希望者学力評価テスト(仮) 高等学校基礎学力テスト(仮) 実施方針検討 新テスト 具体的内容検討 プレテスト準備・実施、 成果や課題を把握・分析 大学入学希望者学力評価 テスト(仮)導入 告示 周知・徹底 教科書作成 34年度年次 進行実施 答申 大学教育の質的転換 審議・義務化など 各大学における教育の質的転換 学修成果の把握・評価 審議・規定創設 学習成果や内部質保証に関する評価の推進 大学への編入学の推進 制度化・環境整備 各大学における編入学の推進、生涯を通して学習に取り組める環境の整備 法令改正 多様な学習活動・学習成果の評価 高等学校基礎学力テスト(仮)導入 H 27年度 H 28年度 H 29年度 H 30年度 H 31年度 H 32年度~ ② 時間軸を定めた工程表① 三位一体の改革 ①高校教育、大学入学者選抜、大学教育を一気通貫で改革する という縦軸と、②平成32年度までの時間軸で実行していく工程表の横軸。 このトータルパッケージを以て、高大接続改革を推進していく ※「高大接続改革に向けた工程表」(文科省資料)をもとに編集部にて作成 図表1 高大接続改革 トータルパッケージの考え方 3つのポリシー(AP、DP、CP) 義務化など 3つのポリシーの明確化が大学の質を高め、個性化を促す──こうした考え方を背景に、高校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革を進める高大接続答申が出されたわけですが、そのポイントはどこにありますか。 まず重要なのは、大学入試の改革です。ただ、それだけで終わりではない。大学に接続する形で、高校以下の教育も含めた総合的な改革を、一つのトータルパッケージとして進めることが重要です。これを、一時の政策としてでなく、大臣や政権が代わっても継続していくような、ある程度長期的な計画をもって進める必要があります(図表1)。 大学にはまず、自分の大学・学部がどういう人材を育てるのかを明確にしたポリシーを作ってもらいたい。先ほど申し上げたアドミッション・ポリシーのほかにも、4年間でどういう知識を身につけさせるのか(カリキュラム・ポリシー)、何を身につければ卒業させるのか(ディプロマ・ポリシー)の策定を法的にも義務づけるようにする。この3つをパッケージにすることで、大学は入学する学生に対して責任を持ち、かつ社会に対しても、人材の質を保証することができるようになります。 そして、大学入試ではそのポリシーに基づいた個別選抜試験をやって頂く。さらに、これまでのセンター試験に替えて、思考力・判断力・表現力を中心に評価する「大学入学希望者学力評価テスト」を導入し、この結果を入学者選抜に活用するようにすれば、より多様な学生を受け入れることができると思います。──大学入試をトリガーにして、そこから日本の教育を変えていこうとされているわけですね。これまでは、公平性の観点もあって、一律の試験でかつ1点刻みで合否を決定するようなことが重要視されていたわけですが、本当に変えることができるでしょうか? 世の中が変わり、海外の大学もそれに併せて進化しつつあるとき、日本の大学だけが昔の科挙のような試験制度のままで21世紀に通用するのかというと、それはありえない。つまり、文科省が変えるというから動くのではなく、本来、大学が社会の変化にどう対応したいのかという話が先なんです。大学自身が時代の変化に対応するための自己改革ができるかどうかが、今問われています。多様な能力を評価すると同時に、学力も担保していく ── 一方で今、私立大学の46%は定員割れ。実質的に学力試験を経ずに大学に入る子もいます。 まず、定員割れにしないためには大学の数を減らせばいリクルート カレッジマネジメント193 / Jul. - Aug. 201526

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