カレマネ
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66リクルート カレッジマネジメント193 / Jul. - Aug. 2015編集のおと▶カレッジマネジメントの担当となって9カ月、先日初めて母校の取材に行く機会がありました。20年前に卒業して以来初めて再訪した母校でしたが、非常に温かく迎えていただき嬉しかったとともに、コミュニケーションの根底に無条件の共感のようなものを感じ、改めて大学というのは自分のスタートラインであり基盤なのだと実感。取材では、自分の在学当時に比べて数段進化した教育内容や選択できるプログラムの幅広さに、ちょっと悔しいような誇らしいような、複雑な感情を抱いて帰ってきました。(林)▶最近知った「啐啄(そったく)の機」という禅の言葉。「啐=そつ」は、雛が卵から出ようとして内側から殻をつつくこと。「啄=たく」は、母鳥が雛を孵(かえ)そうと外側から殻をつつくこと。両者のつつく音がシンクロするのが「啐啄の機」。進学、就職、結婚など人生のポイントがいくつかある中、転職する人が増え、晩婚化が進んでも、進学だけはかなり限定された時期になる。進学する高校生のコツコツと、受け入れる側のコツコツ。得難いよい時機となればと思う。(佐々木)▶梅雨のこの時期、久しぶりに自宅の庭でカエルを発見。それも「ヒキガエル」なかなか大きい。平日は夜洗濯をするので、いきなり足元を「ピョンピョン」と。最初は悲鳴を上げていましたが、慣れってすごいですね。段々愛らしくなってきます。些細なことで会話を避けていた家族も、カエルちゃんの出現で、笑顔が戻ってきました。今日も家族の笑顔が見たいので、カエルちゃん日誌を娘と一緒に書いてみようと思います。(鈴木)▶今ではすっかり欠かせなくなったスマートフォン。普及し始めたのはつい数年前かと思うと、世の中が変化するスピードの速さと自分の記憶力の曖昧さに驚きを隠せません。10年後の当たり前は、いま小さく始まっている何かかもしれませんが、そんなことを考えていると、ふと黒電話が懐かしくなりました。現役で使用されているものはあまり見なくなりましたが、実は停電時も使えるので見直されているようです。(松本)▶冬に北海道に行った時のこと。ルスツというスキー場で、スノーボードをしました。パウダースノーと広いバーンは素晴らしかったのですが、驚きは別のところにありました。スノーボードのレンタルショップは、全てが外国人。職業柄インタビューしてみたら、オーストラリア、ニュージーランド、台湾の若者たちでした。つまり、ここでは外国語ができる日本人ではなく、日本語ができる外国人が働いているのです。何か日本の未来の姿を見ているようで不思議な気持ちになりました。(小林)発行人/山口文洋 編集人/小林浩 発行所/株式会社リクルートホールディングス編集制作/林知里・佐々木泉美・鈴木規子・松本恵本社/〒104-0031 東京都中央区京橋1-6-1 三井住友海上テプコビルリクルート進学ホットライン 0120-161-656(フリーダイヤル)受付時間/月〜金曜日(祝日・年末を除く)10:00〜17:00(13:00〜14:00除く)FAX 03-6705-0088DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。◆バックナンバー・WEB限定 月次特集はこちらから◆『カレッジマネジメント』で検索http://souken.shingakunet.com/college_m/
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