カレッジマネジメント194号
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2015年はエリアによる差が顕著に─私立志向が強まる関東、国公立回帰の東海・関西─大学・短期大学進学希望者に対して聞いた、国公立・私立への進学志向の8年間の推移を表したのが図表1である。右端の国公立・私立志向それぞれの合計を見ていただくと分かるように、もともと地域差の大きい要素であり、私立大学の数自体が多い関東では国公立志向が30%台であるのに対し、東海は50%台、関西は40%台と国公立志向が比較的高い。その中で、昨年のリポートでは、景気回復の影響をうけて全エリアで私学志向が強まったとお伝えした。今年はその後の動きにエリア差が出てきているのが、大きな特徴だ。関東では昨年に引き続き私学志向が強まり、54.8%と全体傾向リクルート カレッジマネジメント194 / Sep. - Oct. 2015国公立・私立志向私立志向がさらに高まった関東、国公立志向が再上昇した東海・関西国公立志向・計私立志向・計33.854.834.353.935.053.034.154.335.252.933.855.033.755.529.850.256.032.953.834.755.233.256.232.253.136.451.937.852.136.143.335.647.040.743.144.942.242.745.441.846.241.641.545.943.444.835.242.5図表1 国公立及び私立大学・短期大学進学志向 2008-2015経年比較 (大学・短期大学進学希望者/単一回答)関 西 東 海 関 東 2008年(N=1911) 2009年(N=2480) 2010年(N=2786) 2011年(N=2881) 2012年(N=2582) 2013年(N=2465) 2014年(N=2537) 2015年(N=2539) 2008年(N=1214) 2009年(N=1980) 2010年(N=2412) 2011年(N=2220) 2012年(N=2439) 2013年(N=2029) 2014年(N=2062) 2015年(N=1867) 2008年(N=3824) 2009年(N=5216) 2010年(N=5609) 2011年(N=5357) 2012年(N=5403) 2013年(N=4920) 2014年(N=4672) 2015年(N=4408) 国公立の大学・短期大学にぜひ行きたい どちらかといえば国公立の大学・短期大学に行きたい 私立の大学・短期大学にぜひ行きたい どちらかといえば私立の大学・短期大学に行きたい まだわからない 無回答 24.3 9.5 8.0 45.6 9.2 3.4 3.4 3.7 4.3 4.3 4.8 15.2 4.2 9.9 9.9 10.7 10.4 10.5 11.1 9.1 44.0 43.2 43.5 42.5 44.6 44.4 41.2 8.3 8.3 7.3 7.7 6.9 5.9 4.7 10.1 9.6 9.1 10.6 10.3 11.4 11.1 24.3 25.4 23.5 23.5 22.6 20.7 41.1 14.9 7.4 27.3 5.6 3.6 3.2 3.8 3.4 3.4 3.8 5.0 15.2 8.2 7.8 8.5 9.4 9.2 8.3 7.6 26.5 25.4 23.7 27.0 28.6 27.8 28.0 8.3 8.3 7.8 7.0 6.5 6.9 5.9 14.4 15.2 15.0 15.8 12.0 12.7 13.5 40.3 40.7 41.0 39.9 38.1 36.3 30.7 37.6 9.4 8.3 33.3 7.4 4.0 3.3 5.2 4.5 4.6 4.5 4.1 16.2 8.3 8.4 8.6 8.6 9.2 8.4 8.3 36.6 34.3 33.2 33.0 36.7 36.5 34.3 8.7 9.9 8.2 7.7 7.7 8.0 6.0 10.2 11.5 11.8 12.9 12.4 10.5 10.1 32.9 30.7 33.7 33.3 31.0 31.0 25.1 23.8 ※割合(%)は、小数点第2位を四捨五入※右の国公立志向・計/私立志向・計は、回答のうち「国公立の大学・短期大学にぜひ行きたい」「どちらかといえば国公立の大学・短期大学に行きたい」を合わせて「国公立志向」、  「私立の大学・短期大学にぜひ行きたい」「どちらかといえば私立の大学・短期大学に行きたい」を合わせて「私立志向」とし、数値の高いほうに赤の網がけをした(単位: %)

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