カレッジマネジメント194号
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66リクルート カレッジマネジメント194 / Sep. - Oct. 2015 2014年12月答申「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」では、“大学教育は教員が何を教えたか(input)よりも、学生が何をできるようになったか(outcomes)を重視し、学生の学修成果の把握・評価を推進することが必要である”と記している。まさに、「入学がゴールの国」から「卒業が評価される国」実現に向けて、各大学は大きな変革を求められている。これからは、大学独自の建学の精神や理念、特色を活かして「どんな人材を社会に送り出していくのか」が大学の価値となり、エンロールメント・マネジメントと呼ばれる、入口(入学)→中身(教育・研究)→出口(就職)までを一貫させた経営、教育マネジメントを行っていくことが重要となってくる。 そのような背景からリクルート進学総研では、現在における学生の大学評価(総合満足度・入学前の期待・卒業時の評価及び成長実感)を把握することを目的に「卒業時満足度調査」を初めて実施し、2015年3月に学校を卒業する予定の大学生1703名から回答を得た。 大学における教育改革の参考にぜひして頂きたい。 卒業時満足度調査201577%の大学生が在籍大学に満足。その影響要因を探る調査目的:大学生に対する総合満足度・入学前の期待・卒業時の評価及び成長実感を把握する。調査方法:インターネット調査調査対象:株式会社クロスマーケティング社のモニター会員のうち、2015年2月時点で日本国内の大学に在籍している学生を対象にスクリーニング調査を実施。そのうち2015年3月に学校を卒業する予定の大学4年生・大学6年生で18~25歳までの男女。調査期間:2015年2月27日(金)~3月26日(木)集計サンプル数:大学生 1703人※集計時に、北海道/東北/北関東/南関東/北陸・甲信越/東海/関西/中国・四国/九州・沖縄/その他エリアそれぞれにおいて、平成26年度学校基本調査(確定版)から、当該年度の大学在学者数の男女構成比を算出し、エリアごとの男女構成比を補正している。池内摩耶 リクルート進学総研 研究員 入学後成長をどう促すか、そして卒業時満足をどう高めるか。 入学時に 意欲の 高い学生 入学後に 成長する 学生 卒業時に 満足する 学生 学びたい意欲はあるか ・入学の動機 ・学びたい意欲 期待は叶ったか ・入学前期待 ・卒業時評価 成長できたか ・成長実感 ・成長のきっかけ ・身についた力 満足できたか ・総合満足度 比較 相関関係 大学の募集活動 卒業時満足度調査 図表  調査概念図調査概要

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