カレッジマネジメント195号
17/56

17リクルート カレッジマネジメント195 / Nov. - Dec. 2015最後に、今後キャンパスの移転を予定している大学について、首都圏、中京圏、近畿圏の主な動きを見てみよう。(図表10)パスの再開発を進めてきた。再開発とともに学年を集約し1年から4年まで一貫して都市部で学べる体制を段階的に整えている。2015年に家政●首都圏大妻女子大学は、2008年の学院創立100周年を機に「大妻新世紀プロジェクト」を立ち上げ千代田キャンこれからのキャンパス移転計画3章特集 都市部を目指す大学Ⅱ図表10 今後予定されているキャンパスの移転や再配置の例エリア大学名実施年移転元移転先内容首都圏大妻女子大学2016東京都多摩市東京都千代田区比較文化学部の1年次を、多摩キャンパスから千代田キャンパスへ移転。2017東京都多摩市東京都千代田区比較文化学部の全学年を多摩キャンパスから千代田キャンパスに集約し、4年間同一キャンパスに。社会情報学部の1年次を、多摩キャンパスから千代田キャンパスへ移転。2018東京都多摩市東京都千代田区社会情報学部の全学年を多摩キャンパスから千代田キャンパスに集約し、4年間同一キャンパスに。杏林大学2016東京都八王子市東京都三鷹市50周年を迎える2016年を機に、医学部等がある三鷹キャンパスに近接する用地を取得し、井の頭キャンパスとして八王子キャンパスの保健学部、総合政策学部、外国語学部を移転。東京成徳大学2016千葉県八千代市東京都北区2016年4月入学生より、応用心理学部 臨床心理学科を千葉県の八千代キャンパスから東京都北区の十条台キャンパスへ移転予定。東京理科大学2016東京都新宿区東京都葛飾区工学部第一部(経営工)、工学部第二部(全学科)を、神楽坂キャンパスから葛飾キャンパスへ移転予定。2016埼玉県久喜市東京都新宿区経営学部を埼玉県の久喜キャンパスから新宿区の神楽坂キャンパスへ移転予定。東洋学園大学2016千葉県流山市東京都文京区2016年4月の入学生より全学部を文京区の本郷キャンパスへ統合し、3学部と大学院の揃った「一体型都心キャンパス」を実現。千葉・流山キャンパスは運営を継続し、2015年度までに入学した人間科学部の学生には全ての学生サポートを従来と同質のまま維持する。関東学院大学2017神奈川県小田原市神奈川県横浜市法学部を神奈川県小田原市の小田原キャンパスから横浜市の金沢八景キャンパスへ移転予定。東洋大学2017-東京都北区東京都北区に開設する赤羽台キャンパスに、情報連携学部(仮称)を新設予定。東京電機大学2018千葉県印西市東京都足立区情報環境学部を千葉県印西市の千葉ニュータウンキャンパスから東京都足立区の東京千住キャンパスに移転予定。日本女子大学2021神奈川県川崎市東京都文京区創立120年を迎える2021年度に向けて東京都文京区の目白キャンパスを再整備、川崎市多摩区の西生田キャンパスに設置していた人間社会学部を移設し、大学の全4学部と大学院の全5研究科を目白キャンパスに統合。文教大学2020(前後を予定)-東京都足立区2015年9月に新キャンパス用地を取得、設置学部等の詳細は検討中。中京圏名城大学2016-愛知県名古屋市開学90周年に当たる2016年にナゴヤドーム前キャンパスを開設し、外国語学部を新設予定。2017岐阜県可児市愛知県名古屋市愛知県名古屋市都市情報学部を岐阜県可児市の可児キャンパスから、人間学部を名古屋市の天白キャンパスからナゴヤドーム前キャンパスへ移転し、3学部を集約。名古屋商科大学2016愛知県日進市愛知県名古屋市伏見ビルと丸の内タワーからなる名古屋キャンパスを開設。経営学部と商学部の一部を「都心型コース」として移転。ビジネス街の中心地である立地と、大学院教育でのノウハウを活かし、学生参加型授業「アクティブラーニング」に特化したカリキュラムを組む。南山大学2017愛知県瀬戸市愛知県名古屋市総合政策学部を瀬戸市の瀬戸キャンパスから名古屋キャンパスへ移転するとともに、名古屋市内の名古屋キャンパスに情報センター、国際センターの設立を進める。全学部・全学科を名古屋キャンパスへ統合。近畿圏関西大学2016(建物竣工予定)大阪府大阪市大阪府吹田市大阪府大阪市梅田に新拠点を開設、社会人対象の学習機能を持たせるほか、吹田市の千里山キャンパスより都心部での展開に高い教育的効果が期待できる教育研究機能を一部移転予定。大阪工業大学2017大阪府大阪市大阪府大阪市2017年に開設予定の梅田キャンパスに、ロボティクス&デザイン工学部(仮称)を新設、大宮キャンパスから工学部空間デザイン学科、ロボット工学科を移転するとともに、新学科システムデザイン工学科(仮称)を開設予定。関西外国語大学2018大阪府枚方市大阪府枚方市御殿山キャンパス・グローバルタウン(仮称)を新設し、学研都市キャンパスにある英語国際学部(収容定員3,000人)を移転。約700人が入居できる外国人留学生と日本人学生が混住する多文化共生型の国際交流セミナーハウス(仮称)を設ける等、近接する中宮キャンパスと併せて一大国際交流拠点とする計画。大阪大学2021大阪府箕面市大阪府箕面市外国語学部が入る箕面市郊外の箕面キャンパスを、大阪都心部から直結する同市内の北大阪急行の新駅「(仮称)箕面船場駅」駅前に移転予定。新たな都市型キャンパスを建設し、利便性向上や地元の活性化を目指す。※一覧はホームページ・各種報道等の情報をもとに、各大学へ確認のうえ作成。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です