カレッジマネジメント195号
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C O N T E N T S6加速する、都市部へのキャンパス再配置 寺裏誠司 リクルート進学総研 客員研究員 20CASE 1拓殖大学都心回帰をばねにした飛躍を目指して24CASE 2 京都学園大学新キャンパス開設を機に地域特性に応じて学部・学科を再編28CASE 3愛知学院大学 キャンパスの新設・移転がもたらす全学の再構築要件とせず、学習成果が明確でない文系学部については、交通の便の良い都市型キャンパスで魅力付けをして、来るべき人口減少に向け募集力強化のテコ入れを図るという見方もできる。前回の特集時は首都圏のマーケットを中心に整理したが、今回は近畿圏、中京圏まで対象エリアを拡げてマーケットの整理を行った。また、今後どのような大学がキャンパス移転を計画しているのかについても、直接大学に確認をして、掲載してもよいという範囲で了承を頂き、取りまとめた。ご協力頂いた大学の皆様、この場を借りて御礼を申し上げたい。キャンパスの移転・再配置には、莫大な資金が必要であり、時間もかかる。近年では、中期計画の大きな柱の一つであることに間違いはない。しかし、キャンパス移転・再配置をすれば募集力が恒常的に向上するわけではない。キャンパスの移転・再配置を契機に教育の中身をどう変えていくのか、それによってどのような人材を世に送り出すのか、そうした学習成果が明確にならなければ、根本的な解決にはならない。郊外に残ったキャンパスの活用や地域連携の在り方も大きな課題となる。大学マーケットや経営戦略を考えるうえで、5年ぶりのキャンパス移転特集がお役に立てれば幸いである。 (本誌編集長 小林 浩)リクルート カレッジマネジメント195 / Nov. - Dec. 2015
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