カレッジマネジメント197号
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20リクルート カレッジマネジメント197 / Mar. - Apr. 2016課題 ②大学の属性と課題感の関係図3には、5類型と基本属性(設置形態・在学者数・倍率)との関係を示した。国立では「課題なし」が39.0%、公立では「学力と意欲」が34.6%、私立では「定員確保大きな課題」が44.8%と最も多い。規模別には、3000人未満の小規模校では「定員確保大きな課題」が44.9%、それ以上の規模では「定員確保ある程度課題」が最も多い。志願倍率は、低倍率で「定員確保大きな課題」が67.8%、中倍率・高倍率では「定員確保ある程度課題」が最も多い。高倍率の大学では、「学力と意欲が課題」の大学も32.5%と多い。課題 ③課題感と現在の入試の工夫課題感によって現在の入試形態の割合・入試の工夫も異なっている。まず、図4には課題類型別の入試形態の割合を示した。課題感が少ない大学ほど一般入試の割合が高く、課題が増えるにつれてその割合が低くなり、推薦・AO入試の割合が高まる傾向は明確である。一般入試で募集定員が確保できればよいが、できない場合に、それ以外の方法でなんとか定員を埋めているという実情が見えてくる。既に行っている入試の工夫との関係性も明確に見られる。図5には、類型別に違いが見られた取組のみを示した。学生像に合った独自入試図4 現在の入試形態の割合(課題感別)(%) 0 20 40 60 80 100 E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 その他 留学生入試 AO入試 推薦入試 一般入試 34.6 50.1 64.8 58.1 73.1 22.0 4.0 2.6 1.2 34.6 8.8 0.5 0.8 30.8 4.4 1.4 1.0 36.4 12.3 1.9 2.1 41.4 20.1 4.1 3.6 ※合計が100%とならない回答もあったため、各類型とも合計が100%になっていない。 図5 現在行っている入試の工夫(課題感別)0 10 20 30 40 50 60 70 80 WEB出願 受験料割引 付属系列高校 奨学金リンク 地方入試 学生像に合った独自入試 (%) E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 79.6 75.7 61.5 64.7 70.8 76.3 72.1 51.3 52.9 33.3 70.4 58.1 39.7 47.1 66.4 63.2 39.7 29.4 22.9 67.8 61.0 34.6 32.4 20.8 12.5 22.1 20.5 5.9 10.4 27.1
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