カレッジマネジメント197号
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21リクルート カレッジマネジメント197 / Mar. - Apr. 2016は、「学力と意欲が課題」の大学で最も実施されていない。定員確保が課題の大学の8割ほども導入しているが、課題感のない大学の約7割も導入しており、こうした工夫のおかげで大きな問題がないとも考えられる。地方入試・奨学金とのリンク・付属系列高校・受験料割引は、課題を多く抱えている大学ほど導入している傾向が明確に見られる。WEB出願については、むしろ「定員確保ある程度課題」と「学力と意欲が課題」の大学で実施率が高い傾向にある。課題 ④課題感と今後増やしたい入試形態の種類と入試の工夫図6には、課題感別の増やしたい入試形態の種類を示した。多くの大学で増やしたいのは一般入試であると思われるが、特に「定員確保大きな課題」では73.0%、「定員確保ある程度課題」では52.2%にも及んでいる。推薦入試を増やしたいのも「定員確保大き図6 増やしたい入試形態の種類(課題感別)(%) 0 20 40 60 80 留学生入試 AO入試 推薦入試 一般入試 73.0 52.2 29.5 35.3 26.3 15.4 14.7 14.6 18.4 15.8 20.6 17.9 11.8 22.9 11.0 9.0 5.9 18.8 14.1 18.8 E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 図7 増やしたい入試の工夫(課題感別)(%) 0 20 40 60 80 WEB出願 学生像に合った独自入試 入試結果分析 E課題なし D学力のみ課題 C学力と意欲が課題 B定員確保ある程度課題 A定員確保大きな課題 69.0 77.7 70.1 48.5 53.2 20.5 35.7 41.6 18.8 37.0 42.4 46.8 29.6 29.0 27.9 特集 相互選択型の入学者選抜へな課題」の大学で最も多い。注目すべきは、留学生入試・AO入試を最も増やしたいのは、「課題なし」の大学である点だ。現状には特に大きな課題感はないが、新しい多面的な入試をさらに取り入れ、より良い学生を確保しようとしているようである。図7には、課題感別の増やしたい入試の工夫を示した。「入試結果分析」は多くの大学が取り組みたいと感じているが、特に「定員確保」が課題となっている大学、「学力と意欲が課題」の大学で多い。「学生像に合った独自入試」を増やしたいのは、「学
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