カレッジマネジメント201号
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23リクルート カレッジマネジメント201 / Nov. - Dec. 2016業への就職率が良いこと」(45.9%)、次いで「就職活動のサポート体制がしっかりしていること」(33.0%)、「資格試験の合格率が高いこと」(31.0%)であった(図表17)。高校生にとっては、就職に有利=就職率となっていることが分かる。前回調査と比較すると、1位、2位は不動だが、前回3、4位の「希望する職種につきやすいこと」「希望する業界への就職が強いこと」が順位を下げ、前回5位だった「資格試験のエリア別では、「大手・有名企業の就職実績が良いこと」は大都市圏(30.3%)と大都市圏以外(25.4%)で4.9ポイントの差があり、大都市圏のほうが有利と感じる傾向にある。また、「有名な学校である」「偏差値の高い大学である」等のブランド性も大都市圏が高い。一方、「資格試験の合格率が高いこと」は、大都市圏(27.0%)を大都市圏以外(35.1%)が8.1ポイント上回った。男女別では、男女とも1位は「企業への就職率が良いこと」(男子49.3%・女子44.0%)であるが、2位は男子が「大手・有名企業への就職実績が良いこと」(32.3%)であるのに対し、女子は「就職活動のサポート体制がしっかりしていること」(36.4%)となっている。さらに女子の3位の「資格試験の合格率が高いこと」は男女で9.6ポイントの開きがあった。男子は就職率や実績という「結果」を見ているのに対し、女子は自分に伴走し、サポートしてくれるのかというプロセスを見ている。文理別では、どちらも1位は「企業への就職率がよいこと」(文系48.7%・理系43.8%)であるが、2位は文系が「就職活動のサポート体制がしっかりしていること」(36.0%)に対し、理系は「資格試験の合格率が高いこと」(36.2%)だった。このほか、文系は「在学中、いろいろな体験ができること」が高く、理系は「資格試験の合格率が高いこと」「実践的な技術が身につけられること」「高度な研究に関わることができること」が高い。合格率」が3位に上昇している。最終進路別では、大学で「企業への就職率が良いこと」「大手・有名企業への就職実績が良いこと」が高く、就職先企業名にも注目していることが窺える。専門学校では「希望する職種につきやすいこと」「資格試験の合格率が高いこと」「実践的な技術が身につけられること」が高く、自分の希望する職種や業界に直結しているかどうかを見ていることが特徴だ。特集 進学センサス2016企業等外部機関との連携が強いことOB・OGとの結びつきが強いこと偏差値の高い大学であること在学中、たくさんの友人や先輩と交流できること高度な研究に関わることができること授業や実習での指導が厳しいこと有名な先生の指導を受けられることその他無回答15.113.513.212.47.45.14.71.013.014.816.712.313.38.86.35.11.210.016.917.214.413.08.86.45.71.09.815.914.715.812.88.54.04.21.013.810.38.45.411.82.03.03.92.09.912.99.22.910.03.711.77.30.710.313.713.07.512.38.94.82.7-15.119.618.110.914.99.46.54.70.78.316.411.513.114.29.33.34.61.19.615.516.515.411.66.54.94.01.015.514.410.512.710.56.56.95.40.612.717.99.515.511.93.63.61.2-8.313.211.415.313.07.64.36.11.412.115.112.09.213.710.26.76.01.413.014.814.010.711.26.05.53.30.814.514.214.014.912.36.75.14.81.213.816.213.111.612.58.35.24.50.712.115.316.314.110.610.54.14.30.613.415.111.912.813.45.65.84.81.212.715.714.814.813.43.04.54.60.913.714.912.412.410.814.75.74.51.012.3

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