カレッジマネジメント203号

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47リクルート カレッジマネジメント203 / Mar. - Apr. 2017透度を測定しているのは44%（図表2）であり、「測定していない」（49%）を下回った。ほぼ全ての学校において、「建学の精神」は共有されているにも拘わらず、その浸透度を検証している学校はまだ多くないことが分かった。教育面・経済面から学生支援を実施次に、学生支援制度の設定状況について聞いた（図表3）。教育面では92％の学校が「先生と学生との面談」を実施しており、全項目中トップ。90%が「担任制度」を、78％が「学業不振に対する学習支援」を実施。学生一人ひとりのおかれている状況に応じて、きめ細やかな学習サポートを用意していることが分かる。経済面では、全体の68％の学校が「学校独自の授業料・入学金減免措置」を実施。58％が「特待生制度」をある。1つめは、「専門的な知識・将来の職業に直結する技術・実習・資格取得」に関する項目。そして2つめは「教授と生徒との距離が近い」「親身になって相談にのってくれる教員・学校職員が多い」等、教員や職員のきめ細やかなサポート。3つめは、「奨学金制度や学費支援制度が充実している」という経済的な項目である。学校に伴走してもらいながら、費用をかけずに実践的な技術を身につ実施、29％が「学校独自の給付型奨学金」を設定。上記3項目を学科・コース系統別に見ると、工業分野、商業実務分野、文化・教養分野は全体値より高くなっており、経済面でのサポートが進んでいることが分かる。弊社では別調査（進学センサス2016）で、専門学校進学者の「進学先の学校に対する期待」を聞いているが、大学進学者と比べて専門学校進学者のスコアが高いポイントが3つ※「全体」降順ソート　　※　　　：10ポイント以上高い　　※　　　：5ポイント以上高い　　※　　　：5ポイント以上低い100.0図表3　学生支援制度の設定状況（学校：全体／複数回答）図表2　「建学の精神」の学内での浸透度測定状況（学校：全体／複数回答）無回答測定している・計測定していない定期的ではないが測定している定期的に測定している測定している・計文化・教養分野服飾・家政分野商業実務分野教育・社会福祉分野衛生分野医療分野農業分野工業分野44.146.260.039.237.945.050.740.756.9（n=631）（n=91）（n=35）（n=247）（n=124）（n=100）（n=71）（n=27）（n=65）学科・コース　8分野系統別全体（％）18.127.531.419.015.324.023.911.123.133.833.89.229.655.63.726.835.214.121.047.08.022.655.66.520.254.76.128.637.12.918.746.27.726.048.57.4調査数（％）020406080100調査数先生と学生との面談の実施担任制度の実施学業不振に対する学習支援学内での就職相談会・企業説明会の実施学校独自の授業料・入学金減免措置学生相談（学生生活の悩み等）窓口の設置特待生制度の実施同窓会の開催卒業生との交流会の実施学生寮の設置学校独自の給付型奨学金学校独自の貸与型奨学金卒業生とのオンラインでの交流の場の提供その他無回答全体（n=631）91.990.378.473.767.859.358.352.039.836.328.716.27.63.61.1学科・コース８分野系統別工業分野（n=91）94.596.776.987.979.161.581.354.951.644.038.516.59.94.4-農業分野（n=35）94.380.068.674.374.368.662.957.128.654.331.414.35.72.9-医療分野（n=247）94.391.183.063.257.162.353.059.538.932.029.118.64.53.21.2衛生分野（n=124）88.790.376.684.772.648.454.045.243.541.122.613.79.74.0-教育・社会福祉分野（n=100）91.090.072.065.070.069.053.061.048.035.031.016.03.06.02.0商業実務分野（n=71）90.194.476.185.981.764.883.147.943.736.643.712.715.52.82.8服飾・家政分野（n=27）74.181.566.774.181.544.463.051.940.737.025.914.811.1-3.7文化・教養分野（n=65）90.890.878.586.284.660.076.952.356.953.833.818.521.51.51.5