カレッジマネジメント205号
15/68

15リクルート カレッジマネジメント205 / Jul. - Aug. 2017見ると、2008年、2012年、2016年で、学科のライフ・サイクルに大きな変換が起こったことが分かる。2008年のリーマンショックで資格志向が高まり、ライフ・サイクル図でも2008年を境に、医療系をはじめとする資格系の学科に志願者が集まった。しかし、2012年に安倍内閣が発足し、その後景気回復が見込まれてくると、2016年には社会科学系に志願者が戻りはじめ、再成長予兆期に入る学科が多く見られた。さらに、第4次産業革命への関連が強い工学系の学科や、オリンピック需要に沸く土木建設関係にも志願者が集まる等、学科トレンドの入れ替わりが起きようとしている重要な期間であることが分かる。そこで、分岐点となるこのタイミングで、志願者数が増加・または減少したのはどの学科だったか、まずは単独分野について、2008-2012年と2013-2016年で比較を試みたのが図表3である。2008-2012年の増加上位20位を見ると、1位の看護学から、教育学、医学(専門課程)、医療技術学、栄養・食物学、保育・児童学と、実に上位6位までが資格系で占められている。このほか、成長の続く生命科学や、ICT関連の情報工学、機械工学、グローバルの語学(外国語)、新分野のスポーツ学やリハビリテーション学等がトレンドをなしていた。2013-2016年の増加上位20位を見ると、1位の経済学をはじめ、法学、経営学、政治・政策学、総合政策学、社会学、コミュニケーション学と、やは順位学科系統(小分類)名称08-12志願者増減(人)1看護学375322教育学260063医学(専門課程)220794医療技術学138275栄養・食物学117096保育・児童学113677生命科学108868心理学107669情報工学702110語学(外国語)681411応用化学616412歴史学473913物理学443914スポーツ学369415リハビリテーション学289716建築学284217農学264618機械工学253919地理学229520日本文化学2182●2008-2012年●2008-2012年●2013-2016年●2013-2016年図表3 単独分野の志願者増減ランキング(2008-2012年/2013-2016年)順位学科系統(小分類)名称08-12志願者増減(人)1商学-449102経済学-351523法学-348624経営学-237645外国文学-101376政治・政策学-77177社会学-75188国際関係学-46509デザイン-464310美術-377611歯学(専門課程)-311612福祉学-303813薬学-291614人間科学-241115応用物理学-208716獣医・畜産学-207917文芸学-180218画像・音響工学-165119日本文学-137420環境工学-1344順位学科系統(小分類)名称13-16志願者増減(人)1経済学306912リハビリテーション学261883法学249174建築学230615機械工学129396看護学123397経営学109138医学(専門課程)106949国際関係学1042910語学(外国語)944211情報工学594112政治・政策学533413総合政策学532514環境工学511115社会学465716外国文学383217コミュニケーション学284118歯学(専門課程)258719材料工学232420デザイン2067順位学科系統(小分類)名称13-16志願者増減(人)1医療技術学-218732栄養・食物学-48073物理学-43884保育・児童学-40995生物学-38816福祉学-34767人間科学-33738国際文化学-28109化学-212510日本文学-168111獣医・畜産学-141512応用物理学-141413経営工学-124314音楽-116515哲学・宗教学-109616環境科学-109217美術-107918言語学-107019数学-100320農学-923<増加><減少>特集 学部・学科トレンド2017

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る