カレッジマネジメント205号
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7リクルート カレッジマネジメント205 / Jul. - Aug. 2017する段階。志願者増を見込んだ大学が新増設で定員数を増やし、志願者数も増加すれば、再び成長期に入る。それでは実際に、学科系統ごとに、1992年から4年刻みで示したライフ・サイクル図を見ながら、各分野の特徴に注目していきたい(図表2-2から図表2-13)。文化・地理・歴史系統(図表2-2、2-2a)まず好調なのが、歴史学、文化人類学、教養学、日本文化学、地理学だ。文化人類学は1992年からほぼ順調にマーケットの拡大基調が続いており、2016年にかけては再成長予兆期となり、さらに拡大する可能性がある。歴史学も2008年以降成長期が続いている。教養学も2000年から長く成長期を持続し、2016年にさらに再成長予兆期へと転じている。また近年、志願者数がうなぎ上りなのが日本文化学と地理学だ。一方で考古学と言語学は共に撤退期に入っている。芸術・文学・表現系統 (図表2-3、2-3a、2-3b)この分野は全体的に縮小傾向であるが、外国文学、デザインは別で、2016年にかけて再成長予兆期に転じ、復活の兆しを見せている。外国文学はグローバル化が影響していると考えられる。またデザインについてはオリンピック需要で建築学が伸びている(後述)ことに付随した人気図表1 学科の78学問分類一覧※リクルートの独自分類学科系統(大分類)学科系統(小分類)学科系統(大分類)学科系統(小分類)学科系統(大分類)学科系統(小分類)1文化・地理・歴史1地理学27住居学53語学(外国語)2歴史学28生活科学54語学(日本語)3考古学6生物29生物学11スポーツ・健康・医療55スポーツ学4文化人類学30生命科学56健康科学5日本文化学31農学57医学(専門課程)6言語学32森林科学・水産学58歯学(専門課程)7教養学33獣医・畜産学59薬学2芸術・文学・表現8音楽7社会・マスコミ34社会学60看護学9美術35観光学61保健衛生学10デザイン36情報学62リハビリテーション学11舞台・演劇学37図書館情報学63医療技術学12日本文学38コミュニケーション学12工学・建築・技術64機械工学13外国文学39マスコミ学65航空・船舶・自動車工学14児童文学40メディア学66システム・制御工学15文芸学8人間・心理・教育・福祉41哲学・宗教学67情報工学3数学・物理学・化学16数学42心理学68通信工学17物理学43人間科学69電気工学18化学44教育学70電子工学4法律・政治・経済19法学45保育・児童学71画像・音響工学20政治・政策学46福祉学72建築学21総合政策学9地球・環境・エネルギー47地球・宇宙学73土木工学22経済学48環境科学74環境工学23経営学49エネルギー・資源工学75応用物理学24商学50原子力工学76応用化学5家政・生活25栄養・食物学10国際・語学51国際関係学77材料工学26服飾・被服学52国際文化学78経営工学図表2-1 学科系統のライフ・サイクル図 募集定員数 志願者数 Ⅰ成長期 Ⅱ成熟期 Ⅲ衰退期 Ⅳ撤退期 Ⅴ再成長予兆期特集 学部・学科トレンド2017

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