カレッジマネジメント211号
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16リクルート カレッジマネジメント211 / Jul. - Aug. 2018リクルート『カレッジマネジメント』編集部鹿島 梓 鈴木規子都道府県別2030年の大学を取り巻く状況図1 18歳人口減少率(2016-2030年:都道府県別)北海道・東北エリア北海道・宮城県を除く全ての県で20%以上減少。特に秋田県は全国で最も減少率が大きく30.7%、次いで青森県が30.1%となっている。北関東・甲信越エリア全県15%以上減少するが、特に山梨県は27.6%と減少幅が大きい。関西エリア和歌山県で23.7%、奈良県で23.5%の減少。大阪府では全国で唯一減少数が1万人を超える見込み。中国・四国エリア広島県は8.8%と減少率が小さく、高知県が23.1%と減少率が大きい。九州・沖縄エリア沖縄県では微増、福岡県が3.3%と減少率が小さく、次いで鹿児島県、熊本県の順に小さい。南関東エリア埼玉県を除き減少率は10%未満に留まり、全国平均を下回る。東京都は10.4万人→11.4万人と増加する。東海・北陸エリア愛知県は減少率6.6%と小さいが約4800人の減少。北陸は全県15%以上減少するが、特に富山県は22.5%減少する。国内の18歳人口動態はどうなるのか国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、日本の人口は1億2649万人(2018年5月1日現在)から2030年には約1億1600万人にまで減少するといわれている。人口減少数は約1000万人だが、高齢化により、若年人口の減少幅は相対的に大きくなる。では2030年の18歳人口はどんな状況なのだろうか。2030年の人口動態が高等教育市場に与えるインパクトについて検証したい。特集 2030年の高等教育25%以上青森 岩手 秋田 福島 山梨20%以上25%未満山形 群馬 新潟 長野 富山 奈良 和歌山 高知15%以上20%未満北海道 宮城 茨城 栃木 石川 福井 岐阜 大阪山口 徳島 愛媛 長崎10%以上15%未満埼玉 静岡 三重 京都 兵庫 鳥取 島根 岡山香川 佐賀 大分 宮崎0%以上10%未満千葉 神奈川 愛知 滋賀 広島 福岡 熊本 鹿児島0%未満東京 沖縄全国平均 12.0%

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