カレッジマネジメント215号
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20立命館大学は、2019年4月開学のグローバル教養学部を含めて16の学部、22の大学院研究科に3万6000人の学生を擁する大規模大学である。この立命館大学が意識的に国際展開に取り組みはじめたのは1980年代後半からである。各国の大学と交流協定を締結し交換留学制度ができたのが1987年、日本人学生の海外セミナーへの派遣が1987年、短期留学生(1年)の受け入れプログラムが1988年と、各種の制度が一挙に開始している。2018年5月時点の交流協定校は67カ国・地域、450大学・機関にまでなり、国際教育センターが管轄している全学部の学生を対象にした海外派遣プログラムは、語学力向上と異文化体験を主とした1週間〜2カ月程度の短期のイニシエーション型が3プログラム23大学派遣、語学力を高めながら外国語の講義を受ける1セメスターから1年程度のモチベーション型が9プログラム11大学派遣、正規の学部留学等専攻分野の学習を外国語で行うアドバンスト型が3プログラム138大学派遣となっている。加えて各学部が独自で実施しているプログラムは76に及ぶ。その内容も語学の習得を中心とするもの、フィールドワークを中心とするもの、派遣先の国の文化習得を目指すもの等様々である。海外からの学生の招致に関しても、日本語、ポップカルチャー、ビジネス等を学ぶ短期研修(期間は2週間から5週間)、Study in Kyoto Program(SKP)という非正規学生として1〜2セメスター在籍し日本語と日本文化を学ぶプログラム、留学生入試を経て学位取得を目的とする正規留学プログラムと多様である。こうしたなか、プログラムの利用者は着実に増加した。数字で示せば、図1にみるように、海外からの留学生は、2013年度の2,242名から2017年度には3,818名に増加し、さらに2023年には4,500名とする計画である。他方で、大学間協定に基づく日本人学生の海外派遣は、2013年度の1,244名から2017年度の1,793名まで増加し、さらに2023年度には2,800名とする計画である。海外からの留学生は大幅に伸びているが、日本人の海外派遣も着実に増加している。「世界に開かれた立命館」が国際化のモットーであるが、それを象徴するのが1988年の国際関係学部の開設である。1965年の産業社会学部設置以来、二十数年ぶりの西日本初の国際関係学部設置が弾みにリクルート カレッジマネジメント215 / Mar. - Apr. 2019未来のリーダーを育てる立命館大学の国際展開仲谷善雄 総長4,500名海外からの留学生受け入れ数 2,242名 → 3,818名(2013年度)(2017年度末時点)2,800名学生の海外派遣者数 1,244名 → 1,793名(2013年度)(2017年度末時点)図1 2023年までの数値目標1立命館大学1980年代後半より、国際化を展開

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