カレッジマネジメント216号
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17リクルート カレッジマネジメント216 / May - Jun. 2019通信工学(6679人増)、3位情報学×情報工学(6671人増)、4位経営学×情報学(5987人増)、5位電気工学×電子工学(5927人増)と続く。いずれも設置数に占める新増設の比率が低いという特徴がある。つまり、改めて設置したのではなく既存領域として存在していたものが、社会ニーズの変化等に呼応して注目されているということだ。上位5位中3つの複合で情報系が登場しているのもその証左となろう。社会ニーズの変化で大きいのは第4次産業革命である。AIやデータサイエンス、ロボティクスといった領域の人材育成ニーズに対して、少し前までは、理工系の学部に情報系の学科を持つ大学は多かったが、AIやデータサイエンスに特化した大学は決して多くなかった。近年はそうした動きに呼応する新増設や、既存分野でも対応する動きが見られる。また、小学校でのプログラミング教育義務化、STEM教育※1や国際教育の推進等、初等中等教育の現場も様変わりしつつある。そうした教育との接続の意味でも、大学においてこれまでになかった領域の開発や既存分野の組み合わせが志向されるのは当然とも言える。以上が志願者数から見た複合分野のランキングである。図表7【複合分野のライフサイクル】設置数:2018年上位10位■志願者数×募集定員数 推移(2008、2012、2016、2018)10000200003000040000500000010002000300040005000志願者数募集定員数(人)(人)20082012201620182018201820182018201620162016201820162012201620122008200820082012200820082008201220121位:教育学/保育・児童学2位:栄養・食物学/健康科学3位:電気工学/電子工学4位:情報学/情報工学4位:スポーツ学/健康科学6位:機械工学/システム・制御工学7位:システム・制御工学/情報工学7位:日本文化学/語学(日本語)9位:経済学/経営学10位:情報学/メディア学20082012201620162016201820182018志願倍率5倍ライン20122012201620182008図表6 2018年複合分野設置数ランキング順位A分野B分野設置数新増設志願者数志願倍率1教育学保育・児童学524180873.92栄養・食物学健康科学41-148955.03電気工学電子工学4014225211.64情報学情報工学3614071911.5スポーツ学健康科学362256446.56機械工学システム・制御工学323182827.37システム・制御工学情報工学2311266010.5日本文化学語学(日本語)23-156879.59経済学経営学222187385.810情報学メディア学21-95285.3特集 学部・学科トレンド 2019
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