カレッジマネジメント216号
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41リクルート カレッジマネジメント216 / May - Jun. 2019専門職大学についての期待を聞いてみた(図表11)。上位は「社会ニーズに対応した人材育成(35.5%)」「実践的な教育内容(32.8%)」「現在の大学・専門学校ではできない教育(24.4%)」となった。大学進学率別にみると、進学率が低い学校群のほうが、期待値が大きいことがわかる。また、「学位取得」や「グローバルに活躍する人材育成」に対する期待が相対的に低くなっていることも、現状における高校現場の捉え方を表しているのではないだろうか。一方、専門職大学に想定される懸念点を聞いたところ、トップは「現状の専門学校との違いがわからない(42.7%)」であった(図表12)。「専門学校との違いがわからない」が「大学短大との違いがわからない」より13.7ポイントも高く、上位にあるのは、高校現場では、専門学校の代替として、専門職大学が見られているということではないだろうか。また「企業のニーズが不明である(36.1%)」が2番目となっている。これは、専門職大学および専門職学科を新設する際には、企業側のニーズを明確にすることが重要であることを示している。「取得学位が社会的に受け入れられるのかわからない」も約3割(32.3%)が回答している。専門職大学制度は緒に就いたばかりで、学校大学の実績が大きく左右しそうである。数、対応する職業領域も少ない状況だ。専門職大学ブランドが浸透するかどうかは、第1期、第2期の専門職(%)010203040502018年 全体40%未満40~70%未満70%以上(%)010203040502018年 全体40%未満40~70%未満70%以上専門職大学への期待は「社会ニーズに対応した人材育成」専門職大学の懸念は、「専門学校との違い」と「企業ニーズが不明」※「2018年 全体」より   10pt以上高い/   5pt以上高い/   5pt以上低い/   10pt以上低い ※「2018年 全体」降順ソート※「2018年 全体」より   10pt以上高い/   5pt以上高い/   5pt以上低い/   10pt以上低い ※「2018年 全体」降順ソート図表11 「専門職大学」への期待【2018年】(全体/複数回答)図表12 「専門職大学」に想定される懸念点【2018年】(全体/複数回答)社会ニーズに対応した人材育成実践的な教育内容現在の大学・専門学校ではできない教育現状の大学や専門学校よりも、即実践のできる人材育成学位取得地域貢献する人材育成グローバルに活躍する人材育成その他特に期待できる点はない無回答2018年 全体(n=1203)35.532.824.422.213.512.9 3.8 1.517.6 9.5大短進学率別70%以上(n= 541)31.130.721.618.312.4 9.2 2.4 1.323.110.740〜70%未満(n= 230)38.331.324.325.711.713.0 3.9 2.217.0 7.440%未満(n= 413)39.036.327.825.416.017.2 5.8 1.211.1 9.0現状の専門学校との違いがわからない企業のニーズが不明である取得学位が社会的に受け入れられるのかわからない現状の大学や短期大学との違いがわからない現在の大学や専門学校で十分役割を果たせている進路指導が困難化しそうであるその他懸念点はない無回答2018年 全体(n=1203)42.736.132.329.023.510.6 2.6 3.4 9.0大短進学率別70%以上(n= 541)42.933.132.028.826.2 9.2 3.0 3.710.440〜70%未満(n= 230)43.038.331.724.825.216.1 3.9 4.3 6.540%未満(n= 413)42.438.732.431.519.1 9.4 1.2 2.7 8.7

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