カレッジマネジメント216号
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43リクルート カレッジマネジメント216 / May - Jun. 2019れている、というのが現状ではないでしょうか。―目安としての役割があるとされながらも、経団連が今、就職活動の方針を策定しないとした背景とは?一つには、協定を守っている人が損をするという意見。昨今は、どの業界においてもITシフトをせざるを得ない。エンジニア等の希少人材の採用ニーズが高まる中、経団連に所属していないベンチャーが優秀な人材を早い時期から採用していく状況を静観していられないということです。さらにもう一つ背景にあるのは、ビジネスの主戦場がグローバルとなった現在、国内だけで一定の時間で大量の人材を採用するということが立ち行かなくなった危機意識です。新しい日本型の採用のあり方を議論できないかということについては、今まさに大学と経済界で会話が始まっており、6月の未来投資戦略会議までにいくつかのテーマで分科会が検討されています。― 国内だけで、ある時期に集中して成功させる日本の新卒一括採用の難易度は上がっている、と。この2月に、就職みらい研究所がまとめた「就職白書2019」※1でも、採用難易度が上がり、人とコストと時間が増大していることが明確になった一方で(図2)、企業規模に拘わらず、採用充足率は半数程度です(図3)。一方、学図2 【企業調査】企業が採用に費やす総時間、係る人数図3 【企業調査】2019年卒の採用数の計画に対する充足状況[12月時点](全体/単一回答)■新卒採用活動に費やす総時間(全体/単一回答)増えた―減った増えた増えた―減った全体300人未満300~999人 1000~4999人5000人以上N=1205N=326N=426N=342 N=11149.742.354.749.752.325.918.427.328.734.243.352.838.541.838.765.375.264.362.050.57.04.96.88.59.08.86.48.49.415.342.737.447.941.243.2全体300人未満300~999人 1000~4999人5000人以上N=1207N=326N=428N=342 N=11117.112.018.919.318.9■新卒採用活動に係る人数(全体/単一回答)同じ減った(%)(%)2019年卒2018年卒2017年卒2016年卒2015年卒計画よりかなり多いN=1258 N=1173N=1168N=1235N=11661.62.01.21.91.91.31.61.21.92.00.80.81.20.61.30.70.90.30.50.333.231.534.532.340.615.314.012.612.57.512.214.114.514.113.434.935.334.536.333.1計画より若干多い計画通り計画より若干少ない計画よりかなり少ない現在選考中につき、未定採用数について計画を立てていないその他(%)
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