カレッジマネジメント218号
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81リクルート カレッジマネジメント218 / Sep. - Oct. 2019た教室等、多様な学修のスペースが広がる。「教室の形は全て円形。プレゼンテーションやグループディスカッションを行ううえで、自由なレイアウトが可能で、無駄な空間も生まれにくいという特長がある」と施設のハード面の検討を中心に行った箕浦太郎財務課長は話す。今後の活用について西中氏は「全ての学生が『国際』というキーワードのもと、社会と交わりながら勉強する重要性に気づき、各学部での学修に結びつけてほしい」と期待する。そして、『i-Lounge』の運営の主体者は、留学経験のある学生(TA)達だ。語学力や国際性を磨きたい学生を、先輩であるTAの学生が育て、自らも成長する場でもある。OBもそれを支援するという。「育てる学生をさらに育てていくという流れを大事にしていきたい」と、自身もOBの一人である長瀬氏は話す。箕浦氏も「学生がここで自由闊達に議論し、その知の波紋が社会に還元できるような機関でありたいと思う」と語る。未来のグローバル人材への強い思いがあふれるキャンパスである。(文/金剛寺 千鶴子)つの建物のうち、主に国際教育を担う3階建ての「 言ことば館 」に『i-Lounge』を刷新して開設。1階はコミュニケーションが生まれるような動的なフロア、2階は自学自習のための静的なフロア、3階は教室もあるテラスで、その3層を吹き抜けのイベントスペースである「コミュニティ・リンク」が縦に繋ぎ、建物全体に一体感を与えている。ここを中心に、ネイティブの講師と会話ができる英語ラウンジや、英語以外の言語や文化に触れることができる多言語・多文化ラウンジ、アクティブラーニングに適しアクティブ・リンクと呼ばれる教室は館内に7つあり、いずれも円形。透過性のガラス壁を多用することで、フロア全体には視界に動きが出るとともに、回遊性と賑わいが生まれている。音響面等、設備はアクティブラーニングのための機能を追求している。リーディング・スペース。ここも円形の造りで、包み込まれるような落ち着きがある。蔵書は洋書だが、学術書だけでなく、一般書店のような多様なジャンルがあり、好奇心が刺激されるラインアップが幅広く揃う。静かな個人学習スペース。個人ブースは語学で発音をチェックしたい人、スピーキングやリスニングを集中的に個人で学習したい人のための場所。和のテイスト漂うジャパニーズ・ラウンジ。留学生が日本文化の体験をしたり、留学生と日本人学生が共に行う学外研修(エクスカーション)の発表をしたりと、ここも多文化多言語の交流の場の一つ。

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