カレッジマネジメント219号
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13リクルート カレッジマネジメント219 / Nov. - Dec. 2019大学・短大・専門学校、それぞれの進学者が考える「進学するメリット」について比較した(図表7)。まず大学進学者はトップが「将来の選択肢が広がる」(80%)、2位「少なくともどこかに就職できる可能性が高くなる」(78%)、3位「有名企業や大手企業に就職できる可能性が高くなる」(77%)、5位「幅広い教養を身につけられる」(74%)といった、可能性を広げておきたい、やりたいことは今決めず在学中に見つけたいという気持ちがうかがえる。さらに4位には「学生生活が楽しめる」(75%)が入り、楽しいキャンパスライフが送れそうだという期待感が醸成できるかも選ばれるポイントとなっているようだ。短大進学者は2位「自分のやりたい専門分野の勉強に集中できる」(76%)、短大と比べてポイントが高い。専門学校進学者は多くのメリットを感じて入学しており、学校が教育の特色・魅力が伝わるように努力されている結果といえるのではないだろうか。●不安なことは「友達と授業」大学、短大、専門学校進学者の「入学するにあたっての不安」も見ておきたい(図表8)。新しい環境に飛び込む不安から、「新しい友達ができるだろうか」「授業についていけるだろうか」という声が共通して聞かれる。一方で、専門性への意識が高い短大、専門学校は「取りたい資格試験に合格できるだろうか」(短大 53%、専門学校 62%)と大学 37%より15ポイント以上高く、資格試験合格に向けてのサポート体制は重要である。3位「自分の目指す仕事・職種につける」(68%)で、大学と違って専門の仕事・職種に対しての意識が高い。1位、4位、5位は短期間での卒業、就職がランクインしており、2年集中して専門性を高め、それを活かして就職したいという明確なビジョンを持って進学している。専門学校進学者は1位「自分のやりたい専門分野の勉強に集中できる」(91%)、続いて「自分の目指す仕事・職種につける」(88%)、「特定の業種・業界に就職しやすい」(82%)、「そこでしか学べない内容がある」(81%)と、やりたい専門分野の勉強、特定の業種への就職、そこでしか学べない、といった入学前からスペシャリスト志向が高く、手に職をつけたいという高校生が選択している。全体的なスコアを見てみると、専門学校は上位項目全て8割以上と大学、(%)(%)特集 進路の意思決定を科学する大学進学者が感じる大学進学の不安 (n=2071)短大進学者が感じる短大進学の不安 (n=93)専門学校進学者が感じる専門学校進学の不安 (n=337)1位新しい友達ができるのか64.8授業についていけるか新しい友達ができるのか69.9取りたい資格試験に合格できるのか61.72位授業についていけるか56.4授業についていけるか58.23位他の入学生との学力差42.6取りたい資格試験に合格できるのか52.7新しい友達ができるのか57.9大学進学者が感じる大学進学のメリット (n=2071)短大進学者が感じる短大進学のメリット (n=93)専門学校進学者が感じる専門学校進学のメリット (n=337)1位将来の選択肢が広がる80.2早く社会に出られる(2年で卒業できる)77.4自分のやりたい専門分野の勉強に集中できる90.52位少なくともどこかに就職できる可能性が高くなる77.9自分のやりたい専門分野の勉強に集中できる76.3自分の目指す仕事・職種につける88.43位有名企業や大手企業に就職できる可能性が高くなる76.6自分の目指す仕事・職種につける67.7特定の業種・業界に就職しやすい81.94位学生生活が楽しめる75.2就職してから活躍できる実力を身につけられる65.6そこでしか学べない内容がある81.35位幅広い教養を身につけられる74.2少なくともどこかに就職できる可能性が高くなる64.5手に職をつけられる81.0将来の選択肢の広がり早く社会に出られる専門分野に集中幅広い教養目指す仕事・職種特定の業種・業界への就職進学するメリットと不安大学は「選択肢の広がり」、短大は「2年で卒業」、専門学校は「特定の業種・業界」がメリット【図表7】大学・短大・専門学校進学のメリット(進学者/複数回答)【図表8】大学・短大・専門学校に入学するにあたって不安に感じていること(進学者/複数回答)
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