カレッジマネジメント219号
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20リクルート カレッジマネジメント219 / Nov. - Dec. 2019(56%)であった(図表16)。男女別では、全体的に女子のほうが高く、特に「在校生の話・対応」は男子 36%に対して女子 65%と約30ポイントも高い。経年で、2回連続増加しているのは“先生・在校生・職員・卒業生の話”“入試・奨学金”で、学校に関わる“人”から得られる情報への評価が高まっている。知りたかったこと1位の「学校で勉強できる内容」に対応する、「学部学科・カリキュラムの説明」「模擬授業」は10位、11位と低く期待に応えられていないと思われるが、専門学校進学者は“人”の評価を重視していることから、「学校で勉強できる内容」についても、先生や在校生から得られる情報で満足しているとも考えられる。いずれにせよ、専門学校進学者は構成要員から得る情報の影響度が高まっていることは間違いなさそうである。学校の魅力を、誰を介してどのように伝えるのかが学校にとって重要になってくるのではないか。●双方向コミュニケーションの場となったオープンキャンパス学校の伝えたいことを一方的に体験する一昔前のオープンキャンパスは、時の流れを経て双方向コミュニケーションの場となった。そして、IT技術革新による新しい参加形態、在校生や卒業生を巻き込んだコンテンツの多様化等、各学校の特色を様々な形で確認することができるようになっている。その特色が個性化され、1人でも多くの高校生が自分とマッチした学校と出合い、意思を持って進路選択できる場としてオープンキャンパスがさらに進化していくことを期待したい。【図表17】アドミッション・ポリシーの認知度(単一回答)進路別では、大学85%、短大75%、専門学校70%で大学進学者認知が高い名前も意味も知っており、個別大学について調べたことがある名前も意味も知っているが、個別大学について調べたことはない名前のみ聞いたことがある認知・計知らなかった無回答認知・計無回答進学者全体 (n=2509)【2019年属性別】最終進路別 大学 (n=2071) 短大 (n=93) 専門学校 (n=337)男女別 男子 (n=1245) 女子 (n=1437)入試方法別 一般・センター・計 (n=1263) AO・推薦入試・計 (n=1129)82.485.075.369.778.885.284.681.291.1調査数(%)(%)調査数認知・計認知・計48.351.147.332.037.456.244.753.211.816.215.33.520.719.213.12.314.414.711.83.020.221.217.73.510.727.026.43.912.915.121.53.217.416.512.12.916.317.814.53.1※参考)高校教員の「アドミッション・ポリシー」義務化の認知(単一回答)(n=1203)高校教員 全体知っており、個別大学について調べたことがある知っているが、個別大学について調べたことはない知らなかった・よくわからない52.338.88.40.5※高校教育改革調査2018
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