カレッジマネジメント220号
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14リクルート カレッジマネジメント220 / Jan. - Feb. 202031.0%、「計画の進捗度を構成員に共有」30.6%、「計画の達成度の評価報告書の作成や報告会の実施」29.2%、「専門部署での進捗管理の実施」22.6%であった。「ある程度実施」まで含めれば、各大学はある程度意識して行っていることが分かるが、自信をもって「十分に実施」と回答した大学はそれほど多くないといえるだろう。また、「教職員の取り組みを評価し業務改善や人材育成とリンク」は「あまり実施できていない」が48.8%と最も多くなっている。どのような大学で検証プロセスは進んでいるのだろうか。紙幅の都合で図表は省略するが、大学の規模、定員充足状況、これまでに策定した中期計画の回数との関係を確認してみた。検証プロセスと大学の規模で関係が見られた項目は2つ。1つは「専門部署での進捗管理の実施」で大規模大では56.5%が「十分に実施」しているが、中規模大では18.1%、小規模大では19.2%であった。また「定期的な達成状況の点検評価や未達事項の原因分析」も大規模大では47.8%が「十分に実施」しているが、中規模大では32.9%、小規模大では28.2%であった。定員充足状況との関係が見られたのは、「定期的な達成状況の点検評価や未達事項の原因分析」のみであり、充足校の場合は34.8%が「十分に実施」しているが、未充足校では25.3%に過ぎなかった。これまでに策定した中期計画の回数については、「計画の達成度の評価報告書の作成や報告会の実施」のみで、「十分に実施」は3回目以降で40.7%、2回目で24.5%、今回が初めてでは20.8%となっており、策定回数を重ねるにつれて、報告書の作成や報告会の実施を行うようになっていることが分かった。●中期計画の効果回答校の9割超が「計画によって大学が発展・好転」中期計画を策定・運用することで、どのような効果を感じているのか、全体の結果を図15に示した。「とてもあてはまる」に着目すると、「計画推進者がリーダーシップを発揮して実各大学とも中期計画策定の効果を実感。最も多いのは「推進責任者がリーダーシップを発揮して実施」図15 中期計画の効果0102030405060708090100(%)競争的補助金は計画推進を後押ししている経営と現場の意見交換が進んだ重要な課題を重点的に推進できるようになった計画によって大学が発展・好転している構成員が計画の実現に向けて努力している推進責任者がリーダーシップを発揮して実施しているあてはまらないあまりあてはまらないややあてはまるとてもあてはまる44.542.234.434.420.216.841.234.08.055.124.00.855.79.20.858.86.50.450.66.50.849.84.61.1中期計画策定回数によって、効果実感に差図16 中期計画策定回数別にみた効果:「とてもあてはまる」の割合(%)010203040506036.647.649.523.540.239.69.818.322.23回目以降2回目今回が初めて計画推進者がリーダーシップを発揮して実施計画によって大学が発展・好転競争的補助金は計画推進を後押し中期計画の効果と課題
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