カレッジマネジメント220号
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15リクルート カレッジマネジメント220 / Jan. - Feb. 2020施」が44.5%、「構成員が計画の実現に向けて努力している」42.2%、「重要課題を重点的に推進できるようになった」34.4%、「計画によって大学が発展・好転している」34.4%等となっている。「ややあてはまる」まで見れば、一定の効果を感じている大学がほとんどであった。これまで作成した中期計画の回数との関係を探ってみたところ、関係が見られた項目を図16に示した。中期計画を作成・実施する回数が増えるにつれて、「計画推進者がリーダーシップを発揮して実施」し、「競争的補助金は計画推進を後押しする」ようになってきている。「計画によって大学が発展・好転している」については、初めて作成に比べれば、2回目、3回目以降のほうが肯定的に回答をしているものの、2回目より、3回目以降によりその実感が上がるかといえばそうではないようである。図15の項目と大学の規模、定員充足状況との関係も確認した。紙幅の都合上、図表は示さないが、規模が大きい大学ほど、「計画によって大学が発展・好転している」「経営と現場の意見交換が進んだ」と回答する傾向が見られた。また、定員が充足している大学のほうれらの項目に関しては、大学の規模、定員充足状況、これまで作成した中期計画の回数との明確な関係は見られなかった。「数値目標数」「予算額」は策定回数を重ねるごとに適切に設定今回のアンケートでは、現在の中期計画が2期目以降の場合にのみ、前期の中期計画をどのように評価し、現在の中期計画でどのような変更を加えたのかについて尋ねた。まず、前期の中期計画についてのが、「計画によって大学が発展・好転している」「経営と現場の意見交換が進んだ」「重要な課題を重点的に推進できるようになった」と答えていた。●中期計画の課題最大の課題感「計画を進めるための業務量が多い」それでは、逆に、中期計画を実施しているものの、どのような課題感を感じているだろうか。図17によれば、「計画を進めるための業務量が多い」が最大の課題感であり、続いて「計画は立てたが、達成度評価が難しい」「成果が出るのに期間を要する計画を入れにくい」となっている。こ「計画を進めるための業務量が多い」が最大の課題感図17 中期計画実施の課題0102030405060708090100(%)成果が出るのに期間を要する計画を入れにくい計画は立てたものの達成度評価が難しい計画を進めるための業務量が多いあてはまらないあまりあてはまらないややあてはまるとてもあてはまる19.88.57.241.144.17.651.533.56.552.924.72.7「ある程度そう思う」が最多で7割以上図18前期の計画目標は十分に達成できた(N=169)「ある程度そう思う」が最多で6割以上図19 前期の計画実施は経営改善につながった(N=169)中期計画の策定回数によって変化していること特集 中期計画で実現する大学の未来8.3%72.8%17.2%1.8%そう思わないあまりそう思わないある程度そう思うとてもそう思う13.6%64.5%19.5%2.4%そう思わないあまりそう思わないある程度そう思うとてもそう思う
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