カレッジマネジメント220号
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7リクルート カレッジマネジメント220 / Jan. - Feb. 2020含む)」は92.5%、「策定していない」という大学は7.5%であった(図1)。策定している場合は、これまでに策定した回数も尋ねたが、「今回が初めて」が34.5%、「2回目」が31.5%、「3回目以上」が34.1%であり(図2)、既に第二サイクルに入っている大学のほうがむしろ多い状況になっている。なお、中期計画の有無やこれまでの回数と大学の規模の関係も確認したが、関係性は特に見られなかった。中期計画の期間については、「4年」が44.2%で最も多く、次いで「5年」14.7%、「2年」10.2%、「3年」9.8%、「9年」7.9%となっていたが、それらを長期の計画を立てており、これまでの策定回数との関係を見ると、「今回が初めて」のところは比較的長期の計画が多いことが分かる(表2)。計画の作成主体者も策定プロセスも極めて多様中期計画の事実上の作成主体は、「学校法人」26.7%、「大学」31.9%、「学校法人と大学の共同」41.4%となっている(図4)。しかし、実際のプロセスはもう少し複雑である。中期計画立案のもとになるグランドデザインやビジョンを策定しているのは73%で、残り27%は策定していない。グランドデザイン・ビジョンの作成方法も、理事会を中心に作成、学長を中心に作成、全学の検討委員会で作成の大きく3つがあり、それらを組み合わせた12パターンを示したのが表3である。全体で最も多いのは、「ビジョン等を全学検討委員会で作り、中期計画も法人と大学の共同で作成する」パターン14.2%となっており、次いで、「ビジョン等を学長がまとめると図3のようになる。一言で中期計画といっても、その期間に対する考え方は大学によってかなり異なっている。なお、規模との関係を見ると、規模が大きい大学ほど、今回調査では90%以上が策定と回答図1 中期計画の有無(N=295)4年−8年が最多図3 中期計画の期間(N=265)学校法人と大学の共同が4割強図4 中期計画の策定主体(N=273)策定回数は2回目以降が66%図2 これまで策定した中期計画(N=267)中期計画の期間合計短期(3年以下)中期(4-8年)長期(9年以上)規模類型 ***~2999人23.6%70.1%6.4%100.0%3000~9999人11.1%66.7%22.2%100.0%10000人以上25.0%41.7%33.3%100.0%これまでの中期計画 **今回が初めて10.2%68.2%21.6%100.0%二回目26.2%60.7%13.1%100.0%三回目以降25.8%67.4%6.7%100.0%(注)*** 0.1%水準で有意、** 1%水準で有意「今回が初めて」の大学は比較的長期の計画が多い表2 中期計画の期間と、規模、策定回数の関係策定していない策定している(策定中を含む)92.5%7.5%3回目以降2回目今回が初めて34.5%31.5%34.1%66.0%20.4%13.6%長期(9年以上)中期(4-8年)短期(3年以下)学校法人と大学の共同大学学校法人31.9%26.7%41.4%中期計画の策定主体・プロセス特集 中期計画で実現する大学の未来
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