カレッジマネジメント223号
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44リクルート カレッジマネジメント223 / Jul. - Aug. 2020新潟県に拠点を置くNSGグループが運営する学校法人新潟総合学院は、2020年4月に開志専門職大学を開学した。34の専門学校、2つの大学、1つの大学院大学を擁するNSGグループに、専門職大学という新しい学校種が誕生したことになる。開学の経緯や育成したい人材像、教育の特徴などを、北畑隆生学長にうかがった。2020年7月現在で認可されている9校の専門職大学は、開志専門職大学を除きいずれも単科大学だ。しかし池田弘ひろむNSGグループ会長が目指したのは「専門職大学の総合大学を作りたい」というものだった。なぜ専門職大学なのか。この問いに北畑学長は、「即戦力を育てる専門学校には、本業の実技に加え体系的な知識・理論を学ぶのに、2~3年では時間が足りないという課題がある。専門職大学は、専門学校の実践的教育の良さを取り入れた新しい4年制大学であり、専門学校、大学、大学院大学を持つNSGにぴったりの制度だった」と語る。「専門職大学の総合大学」とは、これまで専門学校で多くの即戦力を輩出してきた実績を活かし、新たな社会のニーズに合致する、高度なプロフェッショナル人材を育成しようという、NSGグループの総合力を結集した挑戦なのである。この新設大学を率いるのが、元経済産業事務次官を経て、兵庫県の中高一貫校三田学園で理事長、校長の経験を持つ北畑学長だ。経済産業省(以下、経産省)時代には、経済産業政策局長として社会人基礎力を提唱、その後の大学教育改革に与えた影響は言うまでもない。三田学園では、高大接続改革で育成の必要性が謳われる「学力の3要素」のうち、特に思考力の育成に注力し、全生徒と教職員に一人1台タブレットを配布、総合商社丸紅でのワークショップ等、実践的な教育改革を推進してきた。そんな北畑学長だからこそ、池田会長から学長の要請を受けた時、「経産省時代からの問題意識を現場で実現できる機会が与えられた」と快諾したという。建学の精神「自学、挑戦、創造、貢献」は学長自らが起草。自ら学び、一歩前に踏み出す勇気と、独創性、創造性を武器に、高い志を開花させ誇りを持つ専門職を養成する。「50年間発展し続ける産業や職業はそうはない。新型コロナの問題で非接触型ビジネスが台頭したように、今後10年、20年スパンで起こる変化で失業するのではなく、より良い職業への転職北畑隆生 学長2大学、1大学院、34専門学校の実績を活かす開志専門職大学設置年度2020NSGグループのアセットを活かし、専門職大学の総合大学を目指す0歳から100歳まで生涯の学びの場を提供図表1 NSGグループが提供する学びの場小中高教育のサポート・学習塾NSG教育研究会39校NSGPLATS16教室NSGアカデミー東進衛星予備校20校開志専門職大学の基礎学習サポート専門職大学・大学・大学院大学新潟医療福祉大学新潟食料農業大学事業創造大学院大学高等学校開志学園高等学校開志国際高等学校就学前教育・保育保育園・こども園16施設習い事・資格スクール全国直営120のパソコン教室資格検定・教育出版7分野25種の認定試験専門学校新潟県・福島県に34校eスポーツ、ゲーム、音楽、ダンス、語学、ビューティーなどのサークル活動サポート開志専門職大学

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