カレッジマネジメント223号
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46リクルート カレッジマネジメント223 / Jul. - Aug. 2020学校法人藍野大学は1968年に開設された医療法人恒昭会藍野病院附属准看護学院を起源とする法人だ。2020年4月に開学したびわこリハビリテーション専門職大学(以下、びわリハ)は滋賀医療技術専門学校を前身とした発展改組だが、法人内には藍野大学と同短期大学部及び大学院も併存する(図表)。高等教育領域でここまで多様な展開を見せる法人は全国的にも稀有であろう。その趣旨とびわリハが担う役割について、小山英夫理事長にお話をうかがった。まず専門学校から専門職大学に改組した理由について、小山理事長は2つの要因を挙げる。1つは2020年4月に改正指定規則(理学療法士(以下、PT)・作業療法士(以下、OT)学校養成施設指定規則)が施行され、必要取得単位数が93単位から101単位に増加することを受け、人材養成プロセスを再考する必要があると判断したこと。もう1つは立地する滋賀県の状況である。「滋賀県は2025年を見据えた医療福祉の推進という観点から、地域包括ケアシステムを支える医療福祉専門職の養成確保が重要な課題であり、その中でもリハビリテーション専門職が不足しています。日本の高齢化が進展する中で、医療は急性期中心の『病院完結型』から慢性期中心の『地域完結型』に移行しており、ここを担うPT・OTを養成することが必要だと考えました」(小山理事長)。法人内での多彩な展開について、「最初は需要と供給の関係から始まりました」と小山理事長は言う。「大事なのはこれからの日本の地域、社会、国として必要とされる人材を養成するということ。びわリハの場合、県内唯一のリハビリ人材養成を担っていた専門学校の役割はそのままに、より実践的に、専門学校では対応できなかったニーズも包含することは自然の流れと言えました」。地域ニーズを満たした即戦力のジョブ型人材を養成していく。それがびわリハの役割である。次に、新しい教育の方向性を体現する展開科目を見ておきたい。まずPTでは、健康寿命の延伸を目的に、3つのキーワードで展開科目を設定した。まず「ヘルスプロモーション」では、地方自治体、健康関連企業等での活躍を想定し、「体力測定論」「遊びとレクリエーション」「健康増進実践演習」等を置いた。次に「生涯スポーツ」では、健康維持におけるスポーツの有用性を習得する目的で、地方自治体、スポーツ・健康・食関連企業等での活躍を想定し、「フィットネス論」「ランニングトレーニング論」「障がい者スポーツ論」等を置いた。最後の「生活工学」は、障害予防に対する生活工学の利用や、神経・運動障害の有無に拘わらない安全・安心な生活・就労の支援を学ぶ授業科目群である。就労支援事業所(作業所)、福祉機器メーカー等での就職を想定し、「福祉工学地域活用論」「ロボット工学地域活用論基礎・応用」「身体障がい者就労環境論」等を置いた。次にOTでは、ライフステージの「児童期」「成人期」「老年期」ごとに、必要なリハビリテーションを提供できる人小山英夫 理事長学校法人藍野大学びわこリハビリテーション専門職大学専門職大学が担う地域完結型医療人材多様なキャリアパスを想定した展開科目群設置年度2020社会ニーズや地域からの期待を背景にした目的ごとの多彩な教育展開

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