カレッジマネジメント223号
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49リクルート カレッジマネジメント223 / Jul. - Aug. 2020定大学と協働開発した独自プログラムは、英語の「聞く、話す、読む、書く」の4技能強化と、リサーチペーパーの書き方やプレゼンテーション方法などのアカデミックスキルを修得するとともに、Content-based Approach(内容中心教授法)を用い、世界のトピック等を教材に、専門分野の基礎知識も英語で学びます。英語キャリア学部英語キャリア学科と外国語学部英米語学科が対象で、Super IESプログラムを修了後、1年間の専門留学またはリベラルアーツ留学に臨むことになります。「関西外大流グローバル人材育成プログラム」は、留学生向けの英語による授業を本学の在学生も受講できるプログラムです。全学部対象に2018年からスタートし、開講科目数は60科目以上の多岐にわたります。留学生とのグループワークやディスカッションが中心の授業スタイルで、海外留学さながらの学びを実現しています。2019年秋学期から、米のマイアミ大学とモーニングサイド大学との協定でダブル・ディグリープログラムがスタートしていますが、留学生が主に履修するのも、この「関西外大流グローバル人材育成プログラム」です。海外の大学の学生が日本の大学に編入学して学位を取るには原籍大学で単位認定される必要があり、特に米国大学の質保証は厳しいことからも、本プログラムが世界標準の質であることを意味しています。グローバル人材として世界で活躍する卒業生これまでに輩出した18万人の卒業生は、外務省や領事館などの海外機関のほか、語学の強みを生かして、日本企業の海外赴任や外資系企業で活躍しています。特に最近は上場企業への就職が増えてきました。英語キャリア学部においては、リーダーシップを備えた「高度国際職業人」養成を目的に、「英語学」と経済学や国際関係学などの「社会科学」を融合し、3年次の専門留学を必修化する先進的なカリキュラムを取り入れてきた成果が現れてきたようです。また海外インターンシップやボランティアへの参加が活発なことも、本学のグローバル人材育成に学生が応えてくれている証拠です。2019年度に海外インターンシップに参加した学生は138名、海外ボランティアは84名でした。海外からの留学生を日本企業に1カ月程度派遣する「海外留学生グローバルインターンシップ」も行っていて、派遣先企業数は36社、派遣人数は54名と開始当初から倍増しています。2018年4月には「御殿山キャンパス・グローバルタウン」を開学し、敷地内に「GLOBAL COMMONS 結 -YUI- 」を設けました。本学の学生と留学生が学・食・住を共に過ごすことで、グローバル人材の素養を身につける学びの場です。高校生向けの体験入居が大変好評で、在学生の中にも入居を希望する声が増えています。「Kansaigaidai University への進化」2009年に策定した中・長期ビジョン「関西外大ルネサンス2009」から10年が経ちました。これを継承しつつ、2025年の創立80周年から2030年に向けた将来像を示した「関西外国語大学ビジョン・中期計画」を、2019年に新たに策定しました。5つのビジョンと8つの基本戦略を掲げ、ビジョンの中核をなすのは「Kansaigaidai University への進化」です。めざす世界観は、「関西外大」ブランドの確立〜変幻自在の人間学=時代に即応した実学を志向するリベラルアーツ教育の関西外大(Kansaigaidai University)へ〜としています。本学は欧米で「Kansaigaidai」と認知されていて、これまでの「外国語大学=単科大学」のイメージを払拭し、他の外国語大学や総合大学とは一線を画するという思いを「University」に込めました。その目標のため、語学をツールに時代の変化に即応した専門分野を学ぶ、実学志向のリベラルアーツ教育を推進します。まさに本学が一貫して重視してきた、外国語「で」学ぶ教育のブランディングであり、「オールKansaigaidai」の精神で教職員一丸となって取り組んでいきます。

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