カレッジマネジメント224号
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8リクルート カレッジマネジメント224 / Sep. - Oct. 2020■ 全体図表3は関東の志願したい大学のランキングである。全体では3年連続1位だった早稲田大学に替わり明治大学が4年ぶりに1位となった。2位早稲田大学、3位青山学院大学までは4年間同じ顔触れである。4位は立教大学、5位は昨年6位に後退した日本大学が順位を上げた。上位10位は全て私立で、私立志向が強い関東の特性が表れている。昨年より5ランク以上順位を上げたのは、東海大学(29→18位)。2022年に全学改革を行うことを発表、今春から様々な広報発信をしている。また、観光学部、政治経済学部の東京キャンパス(渋谷・高輪)への移転も予定されており、その影響があると思われる。■ 男女別男子は2年ぶりに明治大学が1位、2位早稲田大学、3位には昨年4位から順位を上げた日本大学が入った。女子の1位は8年ぶりに立教大学で、2位青山学院大学、3位早稲田大学となった。上位3校の顔ぶれは昨年と変わらない。男女ともに後述の文系の志願度の大学(18→13位)、神田外語大学(24→19位)、東京家政大学(28→20位)であった。■ 理系理系全体、理系男子、理系女子ともに1位の大学は昨年と同じで全体と男子は東京理科大学、女子は北里大学であった。全体の2位は早稲田大学(昨年4位)、3位は日本大学(昨年8位)でいずれも順位を上げている。昨年2位の明治大学は4位となった。理系男子の2位、3位は全体と同じく早稲田大学、日本大学。4位は芝浦工業大学で昨年2位から順位を下げた。理系女子の2位は昨年と同じく千葉大学、3位は帝京大学(昨年4位)。昨年より5ランク以上順位を上げたのは、理系全体では日本大学(8→3位)、東京電機大学(17→12位)、中央大学(19→14位)、東海大学(23→18位)であった。理系男子では東京電機大学(12→7位)、中央大学(17→11位)、東海大学(21→16位)、千葉工業大学(28→18位)。理系女子では、日本大学(12→4位)、東京理科大学(15→7位)、国際医療福祉大学(30→16位)、昭和大学(28→16位)、群馬大学(39→19位)であった。順位の影響を受け、1位が入れ替わる結果となっている。昨年より5ランク以上順位を上げたのは、男子は全体と同じく東海大学(23→17位)の1校、女子では中央大学(14→9位)、國學院大學(25→16位)、杏林大学(27→17位)の3校が大きく順位を上げている。中央大学も2023年に法学部の都心への移転を予定している。■ 文系 文系全体では4年ぶりに明治大学が1位となった。2位は青山学院大学(昨年同じ)、3位は立教大学(昨年4位)と続き、昨年1位の早稲田大学は4位であった。文系男子は1位が明治大学、2位が早稲田大学、3位が青山学院大学であった。文系女子は1位が立教大学、2位が青山学院大学、3位が早稲田大学。上位3位までの顔ぶれは変わらないが、どちらも昨年から1位と2位の順位が入れ替わっている。昨年より5ランク以上順位を上げたのは、文系全体では国士舘大学(29→19位)、大東文化大学(27→19位)、文系男子では同じく国士舘大学(25→16位)、大東文化大学(23→17位)。文系女子では中央大学(14→8位)、國學院大學(17→12位)、桜美林関東上位の顔ぶれは変化なし東海大学の順位が大幅に上昇4年ぶりに明治大学が1位男子は明治、女子は立教が1位へ全体と男子は東京理科大学女子は北里大学が2年連続で1位男子は2年ぶりに明治大学、女子は8年ぶりに立教大学が1位4年ぶりに明治大学が志願度トップ早稲田大学が2位、青山学院大学が3位例年通り私立大学の上位シェアが高い

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