11リクルート カレッジマネジメント225 / Nov. - Dec. 2020特集コロナ禍と2020年の進路選択Part 1 高校の今と進路選択文部科学省「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ(2019年12月19日)より抜粋誰一人取り残すことのない、個別最適化された学びの実現に向け、来年1月、全国の首長・教育長等を対象とした「学校ICT活用フォーラム」を開催し、ハード・ソフト・指導体制一体で、全国各地での取組を加速化民間企業等からの支援・協力による、ハード・ソフト・指導体制の更なる充実■児童生徒1人1台コンピュータを実現(1台当たり4.5万円を補助。令和5年度までに、小中全学年で達成)■高速大容量の通信ネットワーク(令和2年度までに、全ての小・中・高校・特別支援学校等で校内ネットワークを 完備(1/2補助) )■全国の自治体や学校が、より容易に、より効率的・効果的な調達ができるよう支援(モデル仕様書を提示、都道府県レベルでの共同調達の推進、調達説明会の開催)<ソフト>デジタルならではの学びの充実■デジタル教科書・教材など良質なデジタルコンテンツの活用を促進(来年度から順次全面実施となる新学習指導要領とセットで)■各教科等ごとに、ICTを効果的に活用した学習活動の例を提示(「教育の情報化に関する手引」を公表・周知)■AIドリルなど先端技術を活用した実証を充実(来年度中に「先端技術利活用ガイドライン」を策定)<指導体制>日常的にICTを活用できる体制■(独)教職員支援機構による、各地域の指導者養成研修の実施(来年1月に実施)■ICT活用教育アドバイザーによる、各都道府県での説明会・ワークショップの開催(来年度から全都道府県に配置)■ICT支援員など、企業等の多様な外部人材の活用促進(令和4年度までに、ICT支援員は4校に1人程度配置)<ハード>ICT環境整備の抜本的充実「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ文部科学省が提唱するGIGAスクール構想とは、「児童生徒への1人1台端末と高速で大容量の通信ネットワークを一体的に整備」し、特別な支援を必要とする子どもを含め、多彩な子ども達の資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する計画のことである。2019年12月に発表された「児童生徒1人1台コンピュータ」 の実現を見据えた施策パッケージによると、2023年度までに義務教育段階にある小学1年生から中学3年生の児童生徒向け学習用端末を1人1台導入し(1人最大4.5万円補助)、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備(1/2を補助)する。端末整備については、新型コロナウイルスの影響を受け、前倒しを行う。1人に1台の端末が整備されることによって、双方向の授業できめ細かな指導ができるようになることから、新学習指導要領で目指す主体的で対話的な深い学びの早期実現を目指す。GIGAスクール構想とは何か
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