カレッジマネジメント225号
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18リクルート カレッジマネジメント225 / Nov. - Dec. 20204月、7月共に、欲しい情報1位は「志望校の入試情報」で、4月;39.6%→7月;51.3%(+11.7ポイント)と7月には5割を超えた(図表2)。昨年の調査では、保護者が重要と感じる進学情報も、1位「現在の入試制度の仕組み」80.4%、5位「入試の内容」50.7%と入試に関連する情報となっており、コロナ禍以前より共通テストの導入や個別大学入試改革の影響を受けた最新の入試情報への意識は、高校生・保護者共に高い(参考図表;高校生と保護者の進路に関する意識調査2019)。2位は「志望校のオープンキャンパス情報」36.3%(7月調査のみ選択肢)で、詳細は次項以降述べる。コロナ対策については、「志望校のコロナへの対応情報」(4月;29.4%→7月;23.3%)で、感染拡大が落ち着きを見せたことから学校の対応も進んでおり情報としての優先度は減少しているようだ。男女別に見てみると、女子のほうがスコアが高い項目数が多く、情報感度は高い傾向が見られた。男子のほうが高い項目は「学力を上げるための情報」(男子;37.1%>女子;24.6%)、「志望校や志望分野を選ぶための情報」(男子;28.0%>女子;24.9%)、「自分の学力情報」(男子;25.8%>女子;21.8%)で、学力に関する3項目であった。図表2 進路選択における欲しい情報の4月→7月変化(複数回答)不安を感じている「入試」と「オープンキャンパス」の情報を中心に収集0102030405060(%)4月調査 全体7月調査 全体男子女子調査数志望校の入試情報(入試の時期、科目、倍率など)志望校のオープンキャンパス情報学力を上げるための情報志望校や志望分野を選ぶための情報(適性診断などを含む)志望校のコロナへの対応情報自分の学力情報(志望校合格判定情報や模試による学力診断など)奨学金や学費にまつわる情報特に変わらない志望校の学習環境情報就職の情報その他4月調査 全体40239.6-33.321.929.427.924.128.115.75.20.77月調査 全体42151.336.328.525.923.323.022.621.618.87.60.2【7月調査 属性別】男女別男子13243.226.537.128.016.725.821.229.518.26.10.0女子28955.040.824.624.926.321.823.218.019.08.30.3「7月全体」より5ポイント以上高い「7月全体」より5ポイント以上低い各月で最もポイントが高い※「7月調査 全体」降順ソート各年で最も高い各年で2~5番目に高い※「2019年」降順ソート(%)0204060801002019年全体2017年全体2015年全体調査数現在の入試制度の仕組み進学費用(学費・生活費など)学部・学科の内容将来の職業との関連入試の内容就職の状況(実績)難易度通学の便奨学金の種類と採用条件資格取得の状況(実績)2019年 全体112380.468.956.152.850.749.248.639.236.433.62017年 全体119270.773.564.365.552.453.438.330.341.642.62015年 全体 94675.474.359.966.556.957.040.837.241.446.9参考図表保護者が重要と感じる進学情報TOP10 (複数回答)(高校生と保護者の進路に関する意識調査2019)

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