カレッジマネジメント225号
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19リクルート カレッジマネジメント225 / Nov. - Dec. 2020進学情報源として重要なオープンキャンパスは、今夏開催スタイルを大きく変えざるを得なかった。ここではWEBオープンキャンパス(オンライン上で実施されるオープンキャンパス、以下WEB OC)について注目したい。まず、WEB OCの認知について4月段階では「認知・計」が28.6%だったが、7月には88.0%と3倍近く急上昇(図表3)。コロナ禍前からWEB OCは少数ながら開催されていたが、2020年OC開催スタイルとして市民権を得た。実際に参加した高校生は7月で25.5%(「知っているし、複数回参加したことがある」+「知っているし、一度だけ参加したことがある」)と少ないが、「知っているし、行WEB OCは圧倒的に「一人で参加」68.8%(男子;81.8%、女子;64.9%)が高かった(図表4)。リアル OCは友人や保護者など、“誰か”と参加することが多く、お1人様参加はオンラインの特徴といえる。とはいえ、保護者とWEB OC参加は26%(男子;9.1%、女子;31.1%)おり、高校生の意識と主催側の工夫によって、“誰か”と参加することは今後増えてくるのではないだろうか。リアル OCとWEB OCそれぞれで得られた情報について、参加経験者に尋ねた(図表5)。リアル OCは1位「進学先の場所、キャンパスの施設設備や雰囲気を知る」が85.3%、WEB OCで49.0%と 半数を切っている。この“雰囲気”はきたいと思っている」36.8%、「知らなかったが、今知ったことで行ってみたいと思う」5.2%で、参加意向は4割を超えており、「知らない」から「行ってみたい」へ状況は変わってきている。では、どれくらいの大学がWEB OCを開催しているのだろうか。弊社運営「スタディサプリ進路」に掲載いただいている大学のOC掲載数の推移見てみると、WEB OC開催校率は、4月末;3.1%→6月末;5.5%→7月末;38.8%→9月末;45.9%と約半年で急増しており、掲載校中5割弱の大学が開催している。リアル OCと両方開催している大学も多く、高校生に向けてなんとか情報を伝えられないかと、様々なコンテンツやコミュニケーションの場作りについて創意工夫されている。7月時点のWEBオープンキャンパス認知率は88%、参加率は26%「キャンパスの雰囲気」を感じるリアル OCは85%、WEB OCは49%WEBオープンキャンパスの広がり突然のオンライン化に戸惑いつつ、リアル開催とは異なる価値を感じている特集コロナ禍と2020年の進路選択Part 1 高校の今と進路選択認知・計非認知・計28.671.488.012.178.721.292.08.096.73.389.011.074.925.0116154151289132まだ決めていない年明け入試検討年内入試検討女子男子4214027月調査 全体 4月調査 全体男女別入試方法別知らなかったが、(今知っても)行きたいは思わない知らなかったが、(今知ったことで)行ってみたいと思う知っているが、行きたいとは思わない知っているし、行きたいと思っている知っているし、一度だけ参加したことがある(*)知っているし、複数回参加したことがある(*)認知・計認知・計(*)7月調査のみ選択肢18.412.411.412.819.27.110.38.631.025.010.314.711.740.929.24.56.517.937.122.52.01.315.237.726.34.53.58.334.824.26.814.413.136.825.75.26.910.253.218.2調査数(%)【7月調査 属性別】図表3 WEBオープンキャンパスの認知と参加意向(単一回答)

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