21リクルート カレッジマネジメント226 / Jan. - Feb. 2021向上させ、経営に参画しなければならないという課題意識から発会しました。孫福さんの志の言葉にある「日本型アドミニストレーター像を追求する」はまさに学会のミッションであると思います。現在会員数は約1,300人で、正会員の93%が職員です。部課長職いわゆるミドルマネジメント層と、一般職員との割合はほぼ半々で構成されています。 司会 大学職員の役割や権限、制度的枠組みは大きく変わっていないということですが、佐々木さんのように、女性で職員出身の常任理事は全国的にも少ないのではありませんか。佐々木 早稲田大学は現在2ないし3名の職員理事がおります。職員理事は60年代から、複数になったのは1990年からです。職員層が対等に参加することを意図的に考え、歴代の総長がそれを維持してきたのだろうと思います。ただ女性の職員理事は、私が初めてとなります。金田 法政大学も現在2名の職員理事がいます。職員の枠は1名でしたが、現在の田中優子総長になって総長指名枠に職員が選ばれ、2名になりました。多数の教員の中に職員が1名では大変でしょうから、複数名を維持して欲しいと思います。職員理事の1名は今まで教員理事が担当していた学生センターやキャリアセンター等を主担当で分掌していて、これは初めてのことです。司会 意思決定のボードに職員が入ることは多いのでしょうか。吉武 学校法人の理事会に最終意思決定を含めた執行機能を持たせるのであれば、仮に10名の理事ならば、教員、職員、外部人材の割合を4対4対2程度とするのが望ましいのですが、様々な経緯もあって大きく変わっていないのが現状の問題です。特に、理事長と学長が同一人格だと、学長は教員ということもあり教員中心に構成する傾向がある。トップの考えもあり、大学ごとにかなり違っています。新日本製鉄株式会社勤務後、2003年より筑波大学教授。理事・副学長を経て、2017 年より現職。及び筑波大学名誉教授。他に学校法人東京家政学院理事長、お茶の水女子大学監事等。東京都公立大学法人 理事筑波大学 名誉教授吉武博通氏1984年法政大学へ入職、学務部学務課長、入学センター課長、総長室広報課長、多摩事務部次長を経て2018年より現職。2019年9月より一般社団法人 大学行政管理学会会長を務める。法政大学 多摩事務部長一般社団法人 大学行政管理学会会長金田淳一氏オープン教育センター事務長、国際教養学部・大学院国際コミュニケーション研究科事務長、広報室副室長、キャリアセンター長等歴任後、2018年11月より現職。早稲田大学 常任理事佐々木 ひとみ氏司会リクルート進学総研所長リクルートカレッジマネジメント編集長小林 浩 職員の権限~理事会における職員の割合特集 大学経営を支えるミドルマネジメントRoundtable座談会
元のページ ../index.html#21