カレッジマネジメント226号
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54リクルート カレッジマネジメント226 / Jan. - Feb. 2021編集のおと▶キャリア自律の重要性について目に触れる機会が増えたように感じます。目標や正解があっても、そこに向かって進み続けることは難しいのに、VUCAと言われる現代社会、先行き不透明さに追い打ちをかけるコロナ禍の日々においては、ゴールの固定化そのものが意味を持たなくなる。…頭では理解しつつも、わが身を律すること、明日の行動に置き換えることは難しい。学生時代にそのマインドセット力こそ身につけたかったです。(金剛寺)▶予測できない社会変化に対応するために、自立した生徒を育てる学習指導要領を志向しながら、日々コロナ関連の報道を見るにつけ、果たして我々大人は自立して思考できているのかと自問自答の日々です。未曾有の危機にあって自らの頭で思考・判断し動くことができる人材を育成できている組織は、一体どのような取り組みを行っているのか。答えは1つではありませんが、今回の特集が様々な検討のきっかけになれば幸いです。(鹿島)▶商店街で突然苗字を呼ばれた。後ろにいたのは、近所に住む4歳の女の子。私の声がすると両親に言ったそうだ。子どもの耳の良さ、音の記憶の発達ぶりには驚くばかりだ。2日後の朝、またその子に会った。トコトコとやって来ると「きのうの、きのう、あった!」。私は「昨日の昨日は一昨日よ」と言いかけて、やめた。子どもは、大人よりもずっとその瞬間を、その日を一生懸命に生きている。令和2年、記憶に残るうれしい出来事だった。(佐々木)▶4月から小学生になる娘のランドセルが届きました。まだ身長の半分を占めるように見えますが、6年後の卒業時を想像して楽しみでもあります。卒業・入学の時期が間近に控えています。コロナウイルスの影響はまだ続きそうですが、制限があるなかでも、この1年で生み出された様々な手法でより良い形で開催されることを願ってやみません。今月中旬には大学入学共通テストが初実施されます。こちらもどうなるか注目です。(松本)▶2020年の初めに誰がこんな1年を予想したでしょう。まさに“コロナ禍”という表現がぴったりな年でした。人と人との接触がいけないというウイルスの性質上、学校現場も大きな影響を受けました。一方、強制的なデジタル対応により、様々な面でDX化が加速した1年でもありました。そして、2021年が始まりました。明けない夜はありません。昨年の経験を活かして、一歩前に踏み出す年にしたいですね。本年もよろしくお願いいたします。(小林)発行人/柏村美生 編集人/小林 浩 発行所/株式会社リクルート編集制作/金剛寺 千鶴子・鹿島 梓・池内摩耶・佐々木 泉美・松本 恵本社/〒141-0021 東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguroリクルート進学総研 http://souken.shingakunet.com/※土日祝日・GW・夏季休暇・年末年始・弊社休業日は、お休みを頂きます関係で、お返事が遅くなる場合がございます。内容によっては、確認にお時間がかかることがございます。あらかじめご了承ください。※QRコードは、(株)デンソーウェーブの登録商標です。DTP・印刷/図書印刷株式会社本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。◆バックナンバー、WEB限定記事はこちらから◆『カレッジマネジメント』で検索http://souken.shingakunet.com/college_m/【本誌原稿内の登録商標について】本誌原稿内の(R)がつく商品・サービスは登録商標を示すものです。TOEICはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。この本はETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません。

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