34リクルート カレッジマネジメント227 / Mar. - Apr. 2021本学は、静岡県の磐田市と藤枝市に2つのキャンパスを置き、経営学部と情報学部の2学部、学生数約2000名を有する大学です。母体である静岡学園高等学校の創立者牧野賢一が、出身地の磐田市から強い要望を受け、1994年に公私協力方式により誕生しました。牧野の提唱した建学の精神「孝友三心(服する心、感謝する心、全うする心)を継承発展しつつ、2000年に制定した新理念「『東海に静岡産業大学あり』といわれる、小粒だがキラリと光る個性ある存在になる。」は、地域と共に発展するという本学の特徴を打ち出したものです。これをより追求したのが2006年の県民大学宣言で、静岡県に人材を輩出するために本学は貢献するということを、はっきりと明示した意味合いを持っています。私は2002年に本学に入り、2016年4月に学長に就任しました。大学での専門は数理工学で、鉄鋼会社に入社後コンピュータ技術に携わりながら、大型装置に向き合う鉄鋼会社ではダウンサイジングに伴う新技術に関われないというジレンマから、会社を飛び出し独立しました。本学には、経営学部に情報マネジメント学科を設置した際に、今でいう特任教授の公募があり、当時の大坪学長にお会いしたところ先生の魅力と熱意に惹かれ、こちらに参ったという経緯です。地域と一緒に育てる実学教育理念と宣言からも、静岡県における本学のポジションは、地域で学び、地域に残って活躍できる人材を育成する大学です。小粒だけどキラリと光るユニークな教育をしようと、2007年に「大おお化ばけけ教育」をスタートしました。これはミッションや3つのポリシーに掲げる、偏差値では測定できない個々の潜在能力を引き出し、本学の新しい教育法により、学生自らが意欲的に学ぶことで大化けすることを具現化する教育です。これを叶えるために、地域と連携した「実学教育」を重視しています。知識や理論を教える一方で、それがどのように社会の現場で実践されているかという両面を、学生にきっちりと理解してもらうためです。代表的なものは、「冠講座」と「キッズスクール」「スポーツスクール」になります。まず冠講座は、静岡県に必わしざき・はやお1945年生まれ1968年東京大学工学部卒業富士製鐵株式會社(現日本製鉄株式会社)入社製鉄所生産管理部、本社経営計画システムの企画開発に従事1989年ビジネス・システムコンサルティング会社設立2002年静岡産業大学経営学部教授2016年静岡産業大学学長学術博士(東京大学)。専門は経営情報学、経済工学東海で小粒だがキラリと光る大学に静岡産業大学 学長鷲崎 早雄
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