カレッジマネジメント229号
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15リクルート カレッジマネジメント229 / Jul. - Aug. 2021ている。しかし積極的に参加したいものとはなっていなかったようだ。このように多くのOCに参加することが叶わなかった21卒の高校生だが、実際に進学した大学のOCには参加できているのだろうか。図表6で進学先へのOC参加経験を聞いた結果を示しているが、35%の学生はOCに参加することなく入学を迎えている状況であることが分かる。これは、進学センサス2019よりも6.8ポイント増えたという結果だ。一般選抜においては、半数近い学生はOCに参加していない。OCでの体験・体感を通じて自分に合うション・ポリシー(以下AP)の認知度と役立ち度」から推察してみる。APについては、高3だった21卒では60%が「名前も意味も知っていて、個別校について調べたことがある」と回答していることから、一定浸透しているようだ。またAPを知っている高校生のうち、「役に立った」という回答は9割近くにもなった。高校現場でもAPの内容を活用して志望校検討をする進路指導が年々進んでおり、このコロナ禍においても少しずつではあるが情報収集段階において不可欠なものとなってきたことの表れかもしれない。大学かどうかを決める学生が多いことを鑑みると、その経験を経ずに入学したことによってアンマッチ感を抱き、ひいては中退につながるリスクも懸念される。一方、リアル開催・WEB開催いずれかの形でOCに参加したと回答している学生は6割以上だが、このうちリアル参加は46%であり、リアル参加できていない学生は、求めていた「雰囲気・校風の体感」が得られないままに入学している可能性がある。ちなみに、大学がどのような学生を求めているかという情報は収集できていたのかを、図表7の「アドミッ図表6進学先のOCへの参加経験(単一回答)35%の学生はOCに参加しないまま入学している。図表7アドミッション・ポリシーの認知度と役立ち度(単一回答)(役立ち度:アドミッション・ポリシー「名前も意味も認知しており、個別大学について調べたことがある」回答者/単一回答)個別校のAPを調べた高校生が6割に及ぶ。役立ち度も高い。参加・計うちリアル参加経験うちWEB参加経験参加してない64.746.130.235.053.639.124.345.786.965.638.513.072.548.835.927.575.251.836.524.964.647.628.034.1(%)全体進学先の合格入試方式(高3)34.529.348.436.636.617.011.034.11.338.723.413.124.90.023.712.227.50.021.317.213.00.014.59.845.70.618.611.635.00.4学校推薦型選抜(指定校)その他学校推薦型選抜(公募制)総合型選抜一般選抜/共通テスト利用入試21卒大学進学者5.その他4.オープンキャンパスに参加したことがない3.1,2ともに参加したことがある2.WEBオープンキャンパス(リアルタイム・動画配信など)1.キャンパスへ直接行くオープンキャンパス(%)(%)42.734.453.210.12.316.716.424.1知らなかった(このアンケートで初めて知った)名前のみ聞いたことがある名前も意味も知っているが、個別大学について調べたことはない名前も意味も知っており、個別大学について調べたことがある全く役に立たなかったどちらかといえば役に立たなかったどちらかといえば役に立った非常に役に立った大学進学者全体大学進学者全体■認知度■役立ち度(N=905)(N=2118)役に立った・計役に立たなかった・計87.612.421卒21卒22卒特集 コロナ×入試改革をどう乗り越えたのか 高校 生の変化対応力

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