27リクルート カレッジマネジメント230 │ Oct. - Dec. 2021リキュラムの見直し、コロナ禍に対応したVR教材の開発や感染症実践コースの設置など、新たな取り組みを積極的に進めている。そして改革に向けた様々な取り組みを「見える化」するために、「学長かわら版」「事務局かわら版」を発行し、定期的に発信している。社会からの信頼回復に向けて教職員一丸となって改革を進める中で、THE世界大学ランキング日本版2021「教育リソース」部門で私立大学東日本エリア1位と評価されたことは、大きな自信につながったと思う。本学のような単科大学は、人と人との距離が近く、対話を重ねることで、新たなアイデアが次々とわいてくる。小回りがきいて新しい取り組みも導入しやすい。そして決まった事は皆で強力に推進できる底力がある。日々、そのすばらしさを実感しているところであり、これが学長職の醍醐味かもしれない。一方で、本学の魅力を十分に外部に伝えられていないことにもどかしさを感じている。今後の課題である。この度、新たな学長選出規程のもとで再任された。今後3年間、柔軟に、前向きに、さらなる改革を進めていきたいと考えている。いる。また、改善につながった投稿者に対しては、学長表彰で顕彰した。役員の現場視察と教職員との意見交換会、研修会などを定期的に開催することで、役員と教職員の積極的な交流を図った。コロナ禍で再開の待たれる学長とのランチ交流会は、気楽なコミュニケーションの場となっている。このような取り組みから、これまで行き場のなかった小さな声も拾い上げることができるようになり、柔軟な勤務時間の設定、職場での旧姓使用、大学事務職員の制服の自由化など、働きやすい環境作りに活かすことができている。専門家チームによるメンタルサポートも含めたきめ細やかな健康管理の充実に向けて学生・職員健康サポートセンターを新設。固定していた部門構成人数の見直しと流動化、教員評価システムの運用、内部質保証体制の構築、学内選考過程や資金配分の透明化など可能な限りの情報開示も積極的に行っている。組織の縦割りを打破し、協力体制のもとで業務効率を上げるために、事務部門の大幅な組織再編も実行した。教学面では医学・看護学科間の交流の活性化、カ柔軟な組織運営学長企画プロジェクトチームの発足法人経営体制の刷新風通しのよい職場への転換第1特集●大学ブランド 未来の指標改革を可視化する「学長かわら版」の発行医学科学務課・看護学科学務課のほか総務課・会計課を統合。・学生対応の事務を一元化し、縦割り・セクショナリズムの解消による業務効率化。・部課長制を廃止し、若手職員を中心としたセンター長・グループリーダー制によるフラットな運営による組織活性化。総合事務センターの設置入試業務全般を集約・広報・社会連携推進室との協働による学生募集力の強化。・入学試験の実施を統括。・入試科目・入試問題・判定(基準・方法)等々の適切性の検証。※2022年度医学科入試において地域枠の拡大を予定アドミッションセンターの強化法人企画部に3室を設置し、改革の推進力を強化。・経営・人事企画室中長期計画推進、SD研修企画、再発防止策の確実な履行管理・統合管理室役員研修企画運営、法務管理(インハウス弁護士常駐)・広報・社会連携推進室法人・大学・大学病院の広報に関する業務を一元化企画部の設置2019年4月全教職員が働きやすい職場の実現に向けて発足。・2020年12月には、全国ダイバーシティネットワークより認定証を授与。女性研究者活躍促進に向けた環境整備に取り組む機関として認定。・「医師を目指す中高生と保護者のための講演会」企画運営。ダイバーシティ推進センターの設置大学キャンパス、3病院キャンパスの施設整備計画を統括する部署として法人事務局に設置。・各キャンパスの中長期整備計画の策定、メンテンナス計画に基づく統括管理をはじめとする全キャンパスの環境整備を一元管理。・理事会の下に「将来構想統括会議」を新設し、順次計画を推進中。キャンパス整備部の設置全学生および全職員(教員を含)の健康管理全般に関する専門的業務を実施。・2020年4月より、センター長(精神科医)および看護師1名、臨床心理士2名、事務職員2名の体制で本格稼働。・「待つスタイル」ではなく、「働きかけるスタイル」による相談対応。学生・職員健康サポートセンターの設置●領域定員の流動的な見直し●教員評価システムの活用●積極的情報開示●事務部門の組織改編●全教職員へのアンケート調査●「学長ほっとライン」設置●役員と教職員との積極的交流●ランチ交流会●外部有識者からの意見の 積極的反映
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