28リクルート カレッジマネジメント230 │ Oct. - Dec. 2021─2010年代半ばごろからCSV(Creating Shared Value)という考え方が現れてきました。本業を通じた社会貢献の概念です。最近大学でもUSR(University Social Responsibility:大学の社会的責任)が言われています。社会課題を解決するための人材を育てること、社会課題を解決するための教育研究をしていくこと。この2つが大学の本当の価値だと思います。お二人とも大学の外から来られたという経歴をお持ちです。宮内先生は三菱商事の副社長、まさに世界を股にかけるビジネスパーソンだったわけですが、そこから見た大学はどういうイメージでしたか?宮内:私は毎年入社してくる新入社員を接点に大学を見ていました。今の学生は私達の世代より、はるかに英語ができるし、プレゼンテーションもうまい。ですが、一方でパッションがあまり感じられない。大学というのは、固定パター社会的価値を高めるための経営のあり方とは神田外語大学 学長宮内 孝久司会:小誌編集長小林 浩昭和女子大学 理事長・総長坂東 眞理子Round Table Discussion社会環境の変化、人材ニーズの変化、学習指導要領の改訂等、多様な要素に翻弄される高等教育機関。そのなかでも「社会」に応対することに焦点を当て、経営者としての立場から社会課題との向き合い方をどのように捉え、どのように選択するのか、その先に何を見据えるのかをテーマに、実業界出身のお二人をお招きし、オンラインで座談会を行った。座談会
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