カレッジマネジメント230号
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リクルート カレッジマネジメント230 │ Oct. - Dec. 202148学校法人巨樹の会は2022年4月、福岡市東区に令和健康科学大学を開学します。学部構成は、看護学部(看護学科80名)、リハビリテーション学部(理学療法学科80名、作業療法学科60名)の2学部3学科です。法人を運営するカマチグループは、急性期病院とリハビリテーション病院を中心に、九州と山口県に9施設、関東に18施設を有する医療法人で、創設者の蒲池真澄会長が下関市で24時間365日体制の救急医療システムを立ち上げたのが始まりです。蒲池会長は病院を増やす一方で、看護師が充実していなければ十分な医療提供ができないことや、急性期患者が寝たきりで廃用性筋萎縮を起こす前の、早期リハビリテーションによる予後改善が重要と考え、看護師、理学療法士と作業療法士を養成する教育機関として、1990年に福岡看護専門学校を開校され、2004年に小倉北区(北九州市)、下関市(山口県)、八千代市(千葉県)に3校のリハビリテーション学院、2007年に福岡和白リハビリテーション学院(理学療法学科と作業療法学科)を開校されました。これまで看護とリハビリテーションを2本柱に専門学校を運営して参りましたが、医療の高度化・多様化、在宅医療、健康長寿社会に貢献する予防医療などへの社会的要請の高まりを重要視しました。そこで、より高度な医療専門職を養成するために、上記の専門学校2校を閉校し、4年制大学を新設することにいたしました。法人の一貫した教育理念は「人間愛と自己実現」です。病んだ人をケアできる人材を育成するには、人間愛が必須です。自己実現については、学生一人ひとりが夢や目標を持ち、自己を実現できるキャリアパスを登ってほしいという思いがあります。そのために、本学の最大の強みである全国27施設の関連病院との連携を活かした臨地・臨床実習を充実させ、1年次の早期から臨床現場を見学し、これから勉強する学問がなぜ必要なのか、学生のモチベーションを高めながら教育いたします。教育の第一の特長は、専門職連携教育です。現代は「チーム医療」の時代で、学生時代から各職種が担う役割をお互いに理解し、連携を図る意識を高めておく必要があります。そこで他大学が3~4年次から専門職連携教育を行うところを、本学は1年次から4年次まで一貫して行うのが大きな特色です。医師は救急処置はできても、日常生活に復帰するまでケアするのが難しいのが実情です。カマチグループの病院では、理学療法士と作業療法士が早期にベッドサイドで診療を開始することにより、入院日数の短縮や早期の社会復帰に貢献しており、看護師と連携して新しい医療を発展させる体制を作っております。4年間一貫した専門職連携教育を実践令和を健康な時代にする大学を開学専門学校から4年制大学への新たなスタート4年間一貫した専門職連携教育令和健康科学大学(2022年4月開学) 学長西村泰治

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